
2012年のアメリカ映画「かぞくモメはじめました」です。
原題は「Parental Guidance」です。
よく映画で「PG12指定」とか書いてある「PG」のことです。
保護者の指導が必要ですみたいな意味ですね。
伝わりにくいかということで邦題はガラッと変えてるわけですが。
「かぞくモメはじめました」って微妙ですね。
最初「モメ」を「メモ」と読んでしまっていたので、「家族メモ」を始める映画かと思ってしまいました。
「かぞく」「モメ」「はじめました」って感じで何かシックリこない・・・。
マイナーの野球の試合の実況を担当していたアーティでしたが、ある日クビになります。
孫もいる年齢でいきなり職を失ったアーティでしたが、1本の電話が。
それは娘からで、用事があるのでしばらく孫たちを預かってほしいとのこと。
アーティと妻ダイアンは娘の家へ。
そこには3人の孫たちが。
ここから3人の孫との奮闘が始まるのでした・・・。
という感じのコメディです。
娘とその旦那はしっかりとした自分達の理念を持って子育てをしています。
それをアーティとダイアンにもやってもらおうとするのですが、かなり特殊なんです。
あと、家がSF入ってます。
「スマートハウス」と呼ぶ家で、なにもかも自動。
家帰ってきたら「おかえり、○○」と音声で家が挨拶してくれるのです。
「ナイトライダー」の家バージョンみたいな感じです。
何でここだけSFなのか謎でした、ちなみに物語には一切関係ありません。
3人の孫たちも独特です。
1番下は超イタズラ好きでヤンチャ。
2番目は吃音に悩まされほぼ喋らない。
長女はバイオリンの学校に合格するため全てを捨て練習中。
一筋縄ではいきません。
特にビックリしたのが野球の試合です。
三振とってアウトかと思ったら審判がそのまま続行します。
アーティがキレて「アウトだろー!」って文句つけにいったら。
「三振はありません、打つまで続きます、あと得点も記録しないので最後は引き分けで終わりです」
と言うのです。
アメリカでも「ゆとり」があったのか!?
野球の試合でこれやったら「ゆとり」を超えてますね。
何のためにボール投げて、何のために打ってるのかの意味すら分からなくなりますね。
いやー恐い時代だ。。。
オススメ度「29%」