
2012年のフランス映画「シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~」です
ジャン・レノが出演しています。
もう邦題が・・・崩壊しとります・・・。
「シェフ!」までは良いでしょう。
でもそのあとはタイトルじゃなくて文章でしょ。
DVDのジャケットに書けばいいじゃない、タイトルに含まなくても。
ちなみに「三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」っていう内容でもありません。
主人公のジャッキーは料理の腕は確かなものの性格が悪くすぐ店をクビになってしまいます。
もう本当にナマイキで職場にいてほしくない奴ナンバー1です。
このジャッキーが改心し真面目にやっていくという物語ではありません。
ナマイキなまま成功していくという憎たらしいだけの映画です。
ジャッキーはたまたま三ツ星シェフのアレクサンドルに出会い、雇われます。
毎度おなじみナマイキなジャッキーは今回もあっさりクビ・・・になる予定が、アレクサンドルの優しさで何とかクビを免れます。
んでこのジャッキーが更にナマイキになっていくだけ・・・という映画です。
コメディ映画なんですが、フランス人はこの主人公に共感して笑うんでしょうか。
日本人的には相手の気持ちも考えないこのジャッキーにひたすらイライラして終わりです。
さて、映画の中で、ライバルの店に変装して来店し料理を食べるというシーンがあります。
そこでジャッキーとアレクサンドルがした変装は「サムライ」と「ゲイシャ」。
日本人をバカにしてるとしか思えない悪意のある変装やセリフ。
笑えるか!
ジャン・レノは日本のCMにも出たりしてるんで日本のこと少しは理解してるのかと思ったらこの始末。
ジャン・レノの日本での人気もこれまでかという感じです。
大体、この現代にサムライがいないことくらい分かるだろ・・・。
タイトルも中身も最低の映画でした。
レストランの映画で、ここまで食欲がわかない映画は他にない。
オススメ度「12%」