2012年のアメリカ映画「バーニング・クロス」です。
原題は主人公の名前の「Alex Cross」となっています。
そのままだと地味なので「バーニング」にしたんでしょうかね。
燃える!って感じでしょう。

タイラー・ペリーというアメリカでは有名なコメディ俳優が主役を演じてます。
自分は全く知らないんですが、この映画を観ただけでは面白いことするような人には見えませんね。
ジャン・レノも出演しています。
DVDのジャケットに大きく載ってますが、正直ほぼジャン・レノは出ません。
途中で1シーン出ただけだと思います。
ラストの方の後姿はおそらく代役。

犯罪心理学専門のクロス刑事が主人公です。
犯罪心理学というだけあって犯罪者の心理をズバリと言い当てるのです。
んで、ある日起きた事件がクロスの人生を狂わせるのです。

残酷に殺された2人の被害者。
そこから結びついたのは資産家のメルシエ。
メルシエを調べていくうちに1人の殺し屋が浮かび上がります。
しかし、その殺し屋はクロスが自分を追っていることに気付き、自分からクロスに接近してくるのです。

なんか微妙な刑事物だなぁって感じで観てたんですが、いきなりクロスの奥さんが殺されたところはビックリしました。
冒頭で奥さんが妊娠したって話があったのでラストで事件解決したクロスが産まれてきた赤ちゃんを抱き上げて終わるんだとばかり思ってましたから。
奥さんも赤ちゃんも殺されてしまい、邦題のとおり「バーニング」しちゃうクロス。

そこからは「犯罪心理学」というキャラ設定無視します。
武器を持って暴れまくるという展開。
もう1度言いますよ、「犯罪心理学」というキャラ設定は無視です。

んで、心理学なんかおいといて、強引にパワーでねじ伏せて事件解決です。
色んな意味で期待を裏切ってくる映画でした。

やっぱり予算が少なかったんですかね、途中出てくるヘリがラジコンのように見えました。
ジャン・レノほぼ出てないのにDVDのジャケットにデカデカ写ってるし。
「犯罪心理学」というキャラ設定無視するし。

色々ツッコミながら観ると楽しいB級アクション映画です。

オススメ度「32%」