
2012年のアメリカ映画「バトルシップ」です。
200億円をかけた超大作映画となっております。
主演はテイラー・キッチュ、他に日本人の浅野忠信も出演しています。
浅野はちょっとだけ出る役ではなく、がっつり主人公のライバル・相棒的存在なので最初から最後まで出ずっぱりです。
凄いぞ、浅野!!
で200億円の超大作なんでギャラいくら貰ったんだろう・・・。
物語は、宇宙船が地球に襲来してきて、我らがアメリカ軍が敵と命がけで戦い世界を救うというやつです。
何やら地球人が最初に宇宙人を発見したらしくて交信を開始するんです。
そしたら宇宙人が「地球に何かいるぞ、ゆけ!」って感じで攻めてくるんですよね。
どう考えても地球より数段上の科学力を持った宇宙人が何で今まで地球人の存在に気付かなかったんだろうか。
モチーフはあの「戦艦ゲーム」です。
子供の頃誰しもやったんじゃないですかね。
戦艦を配置して「3-B」とか宣言してそこに自分の戦艦があったら「的中」みたいな。
ミサイルをじょじょに撃っていき相手の戦艦の場所を特定し攻撃するというゲームです。
紙と鉛筆があったら出来るので子供の頃やりましたね。
さーて、宇宙人vsアメリカ軍という映画は数ありますが、この映画はタイトルどおり「バトルシップ」がメインなんです。
要するに「戦艦」ですね。
戦艦で宇宙人と戦おうというのがこの映画のテーマ。
なのに・・・、映画が始まっても何もない。
テイラー・キッチュと浅野忠信がサッカーの試合とかしちゃったりして。
血だらけになってもサッカーに夢中のテイラー・・・。
でも、サッカーって流血した状態じゃ続けれないんですよね。
血を止めるか手当てしてからじゃないとピッチに戻れないんです。
まぁ、いいのかそういうルールは。
30分間、つまらないアメリカ軍でのドラマを見せられてから、やっとこの映画は始まります。
宇宙人がやってきた!!ってわけです。
長いよ、30分も・・・、最初の30分絶対いらない、オールカットすべき。
そこからはラストまでノンストップでてんやわんやです。
最初の30分切って合計90分の短めな映画だったらもうちょい評価高かったかもしれませんね。
ストーリーはあってないようなもんです。
展開もあってないようなもんです。
ラストもドッカーン!とやって終わるだけですから。
でもこの映画、200億円かけただけあって映像が凄いんです。
最初の眠たい30分に耐える価値ある映像が残り90分に待ってます。
宇宙人の戦艦がすんごいんです。
ざっぱ~ん!と海をバタフライみたいな感じで泳ぐし。
きっとあれに乗ってた宇宙人達は中で壁などにぶつかって血まみれですよ。
それでも地球人と戦うわけですから、根性あるぞ宇宙人。
その宇宙人ですが、普通のこういった映画の宇宙人とは違って「より人間的」です。
グロテスクでタコみたいな宇宙人ではなく、二足歩行で手も2本。
指が4本だったかな?
顔もほぼ地球人みたいな顔なんですが、どこか違う不気味さがあります。
「アバター」に似てるかも。
映画評論家の人達からは総スカンくらって超低評価だったみたいですが、自分はまぁまぁ楽しめましたよ。
とにかく最初の30分がいらないんですけどね。
それ以外は迫力の映像と音で「うわ~」ってなります。
「うわ~」ってなるだけなんで、観終わっても何も心に残らないんですが、そういう映画があってもいいじゃない。
何より浅野忠信がこんな超大作で大活躍してるのを見るだけでも日本人的に観る価値ありますよ。
渡辺謙、浅野忠信、次ハリウッドに出ていく日本人は誰だ!?
オススメ度「47%」