
2011年のアメリカ映画「ペイド・バック」です。
ヘレン・ミレン、サム・ワーシントン、トム・ウィルキンソンなどが出演しています。
原題は「The Debt」です、ちょっと邦題の「ペイド・バック」というのがピンときませんね。
2007年のイスラエルの映画のリメイクだそうです。
ほんとハリウッドはリメイクしようと必死ですね。
日本では劇場未公開となっています。
イスラエルの諜報機関モサドに所属していたレイチェルは現在60歳間近となっています。
レイチェルの娘が偉大なる母のことを本にして称えようとしています。
レイチェルはいったい何をしたのか・・・。
現代からさかのぼること32年前、レイチェル25歳。
レイチェルはデヴィッドとステファンという仲間と3人である任務についていました。
その任務とは戦時中ナチスの外科医だったフォーゲルという男を拉致すること。
フォーゲルはナチスなき後、街の産婦人科で先生をしていました。
フォーゲルはナチス時代非人道的な手術を行い大量殺戮を行った男でした。
そのフォーゲルを捕まえ裁きを与えようというのです。
レイチェル、デヴィッド、ステファンの3人はフォーゲルを拉致します。
が、しくじってしまい逃げられてしまうのです。
あわててレイチェルは逃げるフォーゲルを射殺。
計画は少し違ってしまいましたが、ナチスの鬼畜を始末したということで現代で称えられているわけです。
しかししかし、どうもおかしい現代のレイチェル。
レイチェルは過去に重大な秘密を抱えているのでした。。。
という戦争とスパイを題材にしたサスペンスです。
ネタバレを言ってしまうと、実はレイチェル達はあの時逃げるフォーゲルの始末に失敗していたのです。
完璧に逃げられてしまい、もう二度と探すことも出来ないだろうということに。
これがバレたら大変だ・・・。
そうだ、どうせあいつは二度と人前に出てこれない・・・、なら死んだってことでいいじゃないか・・・。
ということで、フォーゲルは逃げたのに「始末した」ということにして現代ではヒーローのように称えられていたわけです。
このまま誰も真実を知ることなく終わっていくと思っていたのですが、最近になってフォーゲルが見つかったという噂が・・・。
フォーゲルが他に捕まってしまう前にもう1度フォーゲルを探し出し殺そう・・・と考えていたわけです。
ややこしいですね。
自分で説明しててよく分からなくなりましたが。
隠された過去と現代が交錯するサスペンスなんですね。
墓場まで持っていきたいことは誰しもあるけど、誰もが皆墓場まで持っていけるわけじゃないってことです。
サム・ワーシントンが出ていますが、普通に演技してるの初めて観ました。
「アバター」とか「タイタンの戦い」などの超凄CG映画にばかり出てるので、こういうのは新鮮でした。
というかサムの顔見るとアバターにしか見えないという・・・かわいそうに・・・。
オススメ度「41%」