2011年の日本映画「friends もののけ島のナキ」です。
3Dで作られたCGアニメで、香取慎吾、山寺宏一などが声を担当しています。

舞台は日本なんでしょうけど、時代はいつくらいなんですかね。
たぶん日本昔ばなしの「むか~し、むか~し、あるところに・・」みたいな時代なんでしょう。

人間達は200年前に「もののけ」と呼ばれる妖怪たちと戦い、もののけを追い出しました。
もののけ達は「もののけ島」という島に移り住んでいます。
竹市と小竹の兄弟は病気の母のために美味しいキノコを取りに出かけます。
その出かけた先というのが「もののけ島」なんです。
もののけ島はもののけ達が住んでいてとても危険なんですが、美味しいキノコがたくさん生えているのです。
竹市と小竹はもののけ島に着くのですが、そこでもののけ達に見つかり竹市は小竹を置いて逃げます。
無事村に戻ってきた竹市でしたが、小竹はもののけ島においてけぼり・・・。

しかし、村人達がおそれるもののけ達は意外と良い奴ばっかなのです。
むしろ自分達がいつ人間達にやられてしまうか恐れてるくらいなのです。

といわけで、優しいもののけ達と小竹の生活が始まっていくという感じです。
ストーリー的にはアリガチなんですが、映像がとても綺麗でした。
日本のCGアニメーションもここまできたかと思うほど綺麗です。
それでも10年くらい前のハリウッドのCGアニメとどっこいどっこいですが。
要するに10年くらい遅れてるんですね、日本のCGは・・・、というか日本の映画が10年遅れてるのかな。
いやいや、何もアメリカ基準に考えなくてもね。
日本は日本独自に発展した「ガラパゴス映画」ですから。
悪い方悪い方に発展してますが。

最初は人間がもののけとどう接するのかという始まりでしたが、途中から完全にもののけ達の物語に変わります。
ラストは更に人間無視して、ナキとグンジョーによるもののけコンビの友情で終わります。
ここかなりグッときます。
単調なストーリーでしたが、ラストの友情にはホロッときます。

CGでもこれくらい作れるようになったんならこれからの日本アニメが楽しみですね。
漫画アニメの国といってもいい日本ですから、クソみたいなテレビ映画ばかりやってないで、アニメ1本でやっていきましょう。
「○○○THE MOVIE」はもういらんです。

オススメ度「39%」