2010年のアメリカ映画「ハッピーサンキューモアプリーズ」です。
監督と主演はジョシュ・ラドナーです。
日本は今年の12月にDVDが発売予定です。
売れない作家のサムはラシーンという黒人の少年と出会います。
ラシーンは里親と暮らしているのですが、あまりうまくいっておらず、サムの家に住み着きます。
そんなある日、サムはウエイトレスのミシシッピと出会い恋をします。
サムはミシシッピに「3日間だけ付き合おう」と告白するのでした・・・。
サムとラシーンの感じを見ててちょっと「アバウト・ア・ボーイ」を思い出しました。
「アバウト・ア・ボーイ」は働かなくてもお金持ちの青年と思春期の少年が仲良くする映画でしたが、この「ハッピーサンキューモアプリーズ」のサムは決してお金持ちではありません。
売れない作家で就職活動中、人のことなんかかまってられないはずなんだけどラシーンをほってはおけない優しさを持っています。
この2人が成長していくのを描いていくのかと思ったらそうではなくて、メインはミシシッピとの恋のようです。
昼はウエイトレス、夜はクラブでシンガーとして働くミシシッピはサムと喧嘩しながらお互いを分かり合おうとしていきます。
タイトルが印象的ですよね。
ハッピーサンキューモアプリーズ、なんか好きな感じです。
この他にもアニーという無毛症の女性が登場します。
サムの友達で、全身の毛が無いという病気なんですが元気に明るく生きています。
そんな彼女に必死にアプローチする男性が登場します。
最初はうっとおしい奴だって感じでアニーにあしらわれるんですが、どんどん彼の熱い愛に押されていくんです。
そしてある日、職場のデスクの上に彼が撮ったアニーの写真が。
そこには笑顔だったり変な顔だったりのアニーの表情が写されていました。
最後に彼の写真が1枚だけそえられていて・・・、アニーは思わず笑ってしまい彼のことを好きになっちゃうシーンです。
なんかいいですね、素直な気持ちが報われて、アニーの心の壁が壊れる瞬間がステキでした。
ラブコメが苦手な人もそこまでラブコメしてないので楽しめると思います。
オススメ度「52%」