2001年のメキシコ映画「天国の口、終りの楽園。」です。
なんかアンニュイな邦題ですね。
でも、この映画をうまく表してるような気がします。
監督はアルフォンソ・キュアロンという人なんですが、この映画のあとに「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の監督をしています。
この映画と「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を同じ人が作ったとは思えないですね。
物語の舞台はメキシコです。
フリオとテノッチの仲良し2人はお互いの彼女がヨーロッパ旅行に行ってしまったため暇になります。
そこでたまたま知り合ったルイサという人妻を誘って海へ行くことにします。
「天国の口」という凄く良いビーチがあるんだと言ってルイサを誘い出すんですが、本当にあるのかは謎です。
3人は1台の車に乗り「天国の口」へと旅を始めるのでした。
という感じのロードムービーです。
自分はロードムービーが大好きなんで基本的に映画自体が退屈でもかまいません。
何もなくても旅してる映画を観ると落ち着くんです。
しかしこの映画は何も起きない退屈なロードムービーではありません。
むしろ色々起きます、エッチな意味で。
フリオとテノッチは17歳の少年です。
ルイサは何歳か分かりませんが30歳くらいでしょうか。
フリオとテノッチは彼女がヨーロッパ旅行してる間にルイサと良いことしようと考えてるんです。
でも実際に誘ってくるのはルイサの方。
フリオもテノッチもルイサにパクっと食べられちゃいます。
最初登場した時とだいぶキャラの違うルイサですが、最初の頃はネコかぶってたってことでしょう。
ラストでルイサの事実が明らかになって少しルイサの行動が切なく感じます。
お互い1回ずつルイサとエッチしたフリオとテノッチは旅の最後で更に大盛り上がりです。
酔っ払った勢いで3人で・・・、フリオとテノッチはめでたくオホモダチに・・・。
朝「やっちまったぁ」感満載で旅は終わります。
若い男の子達のひと夏の経験を描いたロードムービーです。
メキシコの映画ってあまり観たことないんですが、とてもおもしろかったです。
ただほぼエッチな方向にばかり話は進みますが。
オススメ度「52%」