2011年の日本映画「これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫」です。
浅野忠信、堀北真希、佐藤浩市などが出演しています。
「天才バカボン」の作者で知られる赤塚不二夫と、その担当編集者武田初美によるドタバタコメディです。
原作は実際に赤塚不二夫の編集を担当してた武居俊樹が書いたもので、この映画では武居俊樹が武田初美という女性に変わっています。
入社式でイヤミの格好で登場して新入社員に「シェー」をやれと強要する赤塚不二夫。
言われるがまま新入社員は「シェー」をやるんですが、武田初美だけは断固としてやりません。
「お前もやれ!」と命令する赤塚でしたが逆に竹田に殴られてしまいます。
その竹田をおもしろいと思った赤塚は竹田を自分の編集にさせるのでした。
もともと少女漫画を担当したかった竹田はこの人事に大不満。
でも仕方なく赤塚と仕事をします。
酒に溺れながらも必死で「バカ」を描く赤塚の姿勢とその才能に惚れこんだ竹田は一生懸命赤塚をサポートするのでした・・・。
という感じの物語なのですが、途中からさっぱり意味が分かりません。
レレレのおじさんやウナギイヌやハタ坊といった赤塚漫画お馴染みのキャラクターがアニメのまま出てきます。
何がしたいのかハチャメチャな展開です。
そのまんまなし崩し的に最後は感動の展開へ・・・・って泣けるかい!!
浅野忠信が赤塚不二夫っていうのも無理がありました。
赤塚不二夫を思い浮かべることが全く出来ないまま終わりました。
浅野忠信は大好きな役者さんですが向き不向きがありますよね。
浅野忠信がお尻だしてシェーってやっても何だかなぁって感じでした。
コメディ色を強めたいのか、それとも「ゲゲゲの女房」のように感動させたいのか、どっちつかずでした。
映画は全然おもしろくなかったんですが、もし他に赤塚不二夫を演じるなら誰が良かったんでしょうねぇ。
自分的には、カンニングの竹山さんとか、ドランクドラゴンの塚地さんあたりだったらもう少しおもしろかったかも。。。
オススメ度「14%」