1988年のアメリカ映画「ミッドナイト・ラン」です。
ロバート・デニーロ主演のアクション映画です。

デニーロ演じるジャックは賞金稼ぎの仕事をしていますが、以前は警官をしていました。
仲間にハメられ職を追われたジャックは他人を信用しません。
そんなジャックに飛び込んできた大金の仕事、それがデュークという男を探し出し5日以内に連れていくというものでした。
あっさりとデュークを捕まえたジャック、あとは飛行機に乗せるだけ・・・って時にデュークが飛行機恐怖症だとか言って騒ぎ出します。
結局飛行機に乗せれなかったジャックはデュークを連れて車や電車だけで移動していくことに・・・。

という感じのドタバタアクションロードムービーです。
警察やマフィアに追われ命すら危ない状態で何とかデュークを連れていくんですが、デュークも連れて行かれたら困るので逃げようとします。
ジャックは、警察の目を気にしながらマフィアの追っ手から逃れ、デュークを逃がさないように見張り、目的地まで連れていく・・・というかなりストレスのたまる状況になってしまいます。

そんな忙しい男ジャックなんですが、別れた妻に未練があるという一面も・・・。
しかし別れた妻には新しく警官の夫がいるのです。
よりによって警官かよ・・・って感じで、自分との間の子ともあまり会えずにいます。
この何だか哀愁のある男ジャックをデニーロが見事に演じています。
もうこの映画はデニーロが良いから成り立ってるってくらいデニーロが良かったです。

1980年代の映画なのでアクションも派手ですね。
パトカーとかガンガン横転して、スタントマン大丈夫か?ってくらい危険なアクションもありました。
最近はCGで実写以上のものを危険無く作れてしまうのでアクション映画というものの必要性が無くなってしまいましたね。
「所詮CGだろ」って言われたらもともこもないのです。
でもこの頃は人が転がり車が横転して小屋が爆発するという純粋にまっすぐなアクションが多かったですね。

ジャックとデュークのデコボココンビが最後の最後でちょっとだけ仲良くなって終わるところがグッときました。

オススメ度「45%」