$塩かけると甘くなる映画

2010年のアメリカ映画「BUNRAKU」です。
ジョシュ・ハートネット主演で、他にGACKT、デミ・ムーア、ウディ・ハレルソンなどが出ています。

核戦争で崩壊した世界が舞台のSFアクションです。
ニコラという男が支配する街にジョシュ・ハートネット演じる流れ者がやってきます。
流れ者はニコラを倒すことが目的です。
そしてもう1人ニコラを狙うヨシという侍を日本人のGACKTが演じています。
GACKTの役は準主役という感じでしょうか、大抜擢ですね。
この流れ者とヨシが協力してニコラに近付くために側近達を倒していくという物語です。

アメコミのような世界観で、日本のチャンバラを取り入れたようなスタイルの映画です。
それが見事にマッチせず美味しく出来上がっていません。
2時間観終わるのは中々の苦痛ですよ・・・。

さてさて何よりまずGACKTが出てるってとこが日本人にはビックリですね。
日本人離れした美しいビジュアルが売りなんですが、本物の美しい白人のジョシュ・ハートネットと並ぶと・・・GACKTも普通ですね・・・。
やはり外人と並んでもかっこよく見えるのは外人の真似をしてない日本人なのでは。
だから渡辺謙とかハリウッドでも堂々とかっこいいんでしょう。
そして更に驚くのがGACKTの大根ぶりです。
違和感ありまくりの演技で1人浮いちゃってます・・・。
この映画はGACKTにとってマイナス以外のなにものでもないでしょう。

あとデミ・ムーアの雑な扱いっぷりもヒドイです。
1シーンだけじゃなく結構たくさん出る役なんですが、デミ・ムーアである必要がない雑な扱いを受けています。
デミ・ムーアにとっても美味しくない映画ですね・・・。

結局、ジョシュ・ハートネットだけがカッコイイという映画ですね。
中々褒めるところの無い映画でした・・・。
ウディ・ハレルソンは良い味出してます。

オススメ度「10%」