2010年のアメリカ映画「ファースター 怒りの銃弾」です。
ドウェイン・ジョンソン主演のアクション映画です。
トム・ベレンジャーがちょっとだけ出演しています。

刑務所から何やらマッチョの男が出所するところから物語は始まります。
このマッチョがドウェイン・ジョンソン演じるドライバーです。
ドライバーは10年の刑期を終え出所、そしてすぐ車と銃を手に入れ人を殺します。
出所して間もないのになんというキチ○イだって感じですが、それには実は過去が関係しているのでした・・・。

という感じのサスペンス色の強い話です。
ドライバーは10年前、兄と一緒に銀行を襲い現金を手に入れます。
が、それを何故か知っていた男達に襲われ金を奪われます。
そしてその場で兄は惨殺され、ドライバーも刑務所へ・・・。
10年間、兄を殺した奴らを皆殺しにすることだけを考えて生きてきていたのです。

怒りの銃弾というだけあって、そりゃもう怒りまくっていたのでしょう。
なんせ10年間も塀の中にいても全く怒りがおさまらなかったわけですから。
ドライバーは次々とあの時あの場所にいた奴らを殺害していくのですが、そんなドライバーを狙う殺し屋も登場します。
更にはドライバーを追う刑事。
物語は、ドライバー、殺し屋、刑事の三つ巴戦に。

期待してたよりおもしろかったのですが、それでも微妙な映画でした。
「怒りの銃弾」というダサい副題のとおりオバカアクションと思ってたのですが、物語はしっかりしていて楽しめました。
でも期待してたアクションが少なめで多少退屈。

10年間忘れられない程の殺意というのは常人には考えられませんね。
もし自分がそんな気持ちを抱いたら2ヶ月くらいで頭おかしくなってしまうかも。
さすがドライバーはただもんじゃねぇ・・・と思っていたら、たまに兄のカタキに同情したりもします。
「どないやねん」と言いたくなるのですが、完全な復讐者にはなれなかったもよう。
そこがこの映画を微妙にさせている原因なのでしょう。

オススメ度「40%」