2009年の韓国映画「彼とわたしの漂流日記」です。
英題だと「CASTAWAY ON THE MOON」、意味は「月で漂流」って感じですね。
どっちのタイトルもこの映画にあってて好きです。
色々あって自殺することにした男。
都会の橋の上からダイブ・・・。
しかし死なずに島に流れついてしまいます。
その島は、都会の真ん中にある小さな島でした。
目の前にビルが建ちならぶ島で男はサバイバル生活を始めます。
一方、あるマンションの一室。
2年間引きこもっている女性がいました。
一切外に出ることはなく、部屋の中で彼女だけの生活をしています。
そんな彼女の趣味は望遠カメラで月の写真を撮ること。
ある日、月の写真を撮ろうとしていたら都会の無人島で暮らす男を発見するのでした。
というわけで、最初の30分間は男のサバイバルが描かれていて、そこから急に女性が登場します。
今まで男が散々やってきたことを実はこの女が見ていた・・・という笑えるシーンです。
誰も気付いてくれないのでヤケになって下半身丸出しで腰フリフリしてたのも、女は見てたんですね。
男は泳げないので島にい続けるんですが、助けを呼ぶことも途中からしなくなります。
むしろこの無人島に自分の居場所を見つけたようです。
女はこの男の生活を見ながら少しずつ男にコンタクトを取ろうと試みます。
なんだか2時間見入ってしまう映画でした。
これといって何かあるわけじゃないんですが、2人の奇妙な生活がおもしろくて。
「クスクスクス」って笑う感じのコメディで、どことなく切なさもあります。
この映画の中で韓国では年に2回、避難訓練みたいなのが行われると言っています。
本当なのか知らないんですが、街に空襲警報みたいなのが鳴り響いてその間だけは全韓国で避難訓練が行われている模様。
これほんと?
あとこの映画で重要なのが「ジャージャー麺」です。
男がジャージャー麺に憧れ、なんとか無人島で作れないか試行錯誤するんですが、観てる側もむしょうにジャージャー麺が食いたくなります。
でも・・、ジャージャー麺って何だっけ?
あんなイカ墨のパスタみたいなやつだったっけ。
あれ?食べたことないかも。
次どこかの店で「ジャージャー麺」がメニューにあったら絶対食べてみます。
オススメ度「61%」