2011年のアメリカ映画「赤ずきん」です。
レオナルド・ディカプリオ製作で、有名な「赤ずきん」の新解釈となっています。
主演は、アマンダ・サイフリッド、他にゲイリー・オールドマンが出演しています。

赤ずきんと言っても自分は本を読んだことないので大体のことしか知りません。
狼がおばあちゃんを食べちゃって、そこに赤ずきんが帰ってきて「おばあちゃんの口は何でそんなに大きいの?」「これはね、お前を食べるためさ~!!」ってやつですよね。
なんとか狼を捕らえた赤ずきんは狼の腹の中に石をいっぱい詰めて川に沈めました、めでたしめでたし。

この映画はその話を元にしてはいるんですが、微妙です。
村人を狼が襲って、村人は狼と戦うことを決意するわけですが、狼といっても「人狼」です。
あと教会に入れないとか銀に弱いとか噛み付いたら相手も狼になるとか、バンパイアの設定も入り込んでいます。
「ひとりトワイライト状態」なわけですね。
バンパイアなのか狼なのかよく分からないんですが、村の中の人になりかわっている恐れがあるということで村人たちは疑心暗鬼になります。

ラストで「お前だったのか~」って感じで正体を現し、倒されて終わりです。
自分の知ってる「赤ずきん」では「お前を食べるためさ~」のくだりがあるんですが、この映画にもいちおうあります。
でも、まるまる主人公の夢オチです・・・。
やはりここは有名なシーンなんでいちお入れとくか、でも無理があるな・・・んじゃ夢オチだ!っていう最低の展開です。

最後の狼の腹に石を詰めて・・・ってシーンも健在です。
でもこの映画では人狼なわけですから・・・、けっこうエグいことを赤ずきんはやったわけですよね。
そもそも腹をかっさばいて石つめなくても、石を入れた袋を体に結び付けて沈めれば良かったのでは。。。
無理やりオリジナルの設定を入れたため、赤ずきんがスプラッター少女となってしまいました。

とにかく無茶苦茶つまらなくてどうでもいい映画なのですが、主演のアマンダ・サイフリッドが綺麗だったので唯一の見所はそこです。
赤ずきんというには大人すぎてセクシーすぎるんですが、とても綺麗でした。

それにしても・・・、ちゃんとした名前あるのに頭巾の色で呼ばれてる女の子っていったい・・・。

オススメ度「25%」