2010年のアメリカ映画「ジェシカ・アルバの"しあわせの方程式"」です。
原題は「An Invisible Sign」、「隠れたサイン」みたいな感じです。
「ジェシカ・アルバの」とかタイトルに主演の人の名前くっつけてくる時は中身にかなり自身が無い時と覚えておきましょう。
そういう邦題の映画は全てスルーして問題ないです。
ジェシカ演じる主人公のモナは小さい頃父親が病気になってしまいます。
その父の病気が治るように願掛けのような感じで好きなものを絶っていきます。
「大好きな食べ物を食べなかったらパパの病気が治る」「大好きな友達と遊ばなかったらパパの病気が治る」
といった具合にモナは次々と好きなものを封印していきます。
しかし1つだけ封印出来なかったもの、それは「数字」でした。
何をするにも数を数え、数字自体に特別な思いをよせる少し変わった少女なのでした。
そんなモナも大きくなり22歳に。
友達を作らず引っ込み思案な性格、自立できず、パパの病気のことだけ心配して生きていました。
見かねた母が無理やり家から追い出し、得意の算数をいかすため小学校の先生の仕事を紹介します。
モナは不安材料をたくさんかかえたまま小学校の先生となるのでした。
なんかこの妙な願掛けって少し分かる気がします。
自分も「ここを3歩で歩いたら良いことある」とか勝手に決めてやったりしてました。
ゴミ箱にゴミ捨てる時も「1回で入ったら明日良いことある」みたいなこと考えてゴミ投げたり。
きっとみんな1度や2度はあるのかもしれませんね。
だから何となーく主人公の気持ちが分かるんです。
好きなものを我慢したらパパの病気だって治るみたいな根拠のないルールに頼る気持ちが。
物語は非常に良いなぁと思いながら観てたんですが、主人公はジェシカ・アルバじゃないほうが良かった気がしました。
30歳のジェシカが22歳の役は少し若すぎたのかなぁと思うし、もう少し大人しいイメージを持った子かもしくは演技派じゃないと難しい役だと思います。
毎度セクシーなシーンの多い子悪魔ジェシカの役ではなかったような気がします。
なんだかめんどくさい女の子が主人公なんですが、子供達と接していくうちに自分の人生も少しずつ前に進みだすという良いストーリーでした。
オススメ度「39%」