2011年のアメリカ映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」です。
アメコミの実写映画化シリーズの1つです。
今回はX-MENが出来るまでのいわゆる「エピソード0」的内容です。
ジェームズ・マカヴォイ、ケヴィン・ベーコンなどが出演しています。
もともとX-MENをよく知らないので毎回このシリーズは入り込めません。
日本でX-MENのコミックを読みこんでいる人なんてそういないでしょうけど。
このX-MENシリーズは他のアメコミ作品より更にマニアなファン向けに作られてるような気がします。
スパイダーマンのようにヒロインがさらわれ、スパイダーマンが悪と戦いヒロインを救うみたいな分かりやすい展開ではありません。
X-MENにはキャラクター1人1人に悩みや葛藤があり、人類とミュータントとの存亡をかけた戦いを繰り広げるのです。
その壮絶な戦いが始まるまでを今回は描いています。
あの変なヘルメット被った超強いおっさんが何でヘルメットを被るようになったのかなどなど。
どうやって2つに分かれてミュータントが戦うことになったかが描かれています。
「なるほどー」と納得する部分が多ければ多いだけファンだってことでしょうね。
さてさて、そのミュータントの中にどうも見たことのある顔がいました。
何かで見た顔だけど思い出せない・・・。
そればかり気になって観ていたら途中で気付きました。
「アバウト・ア・ボーイ」の少年だったんです。
あれから10年たって、あの少年が大人になっていたんです。
でもあの表情はまぎれもなく「アバウト・ア・ボーイ」の少年でした。
X-MENのネタよりもそっちの方に「おおお」と思ったりしました。
あと、今までウルヴァリン役で出ていたヒュー・ジャックマンも今回1シーンだけ登場します。
「仲間にならないか」と誘われるけど「あっちいけ」と言われあっさりとあきらめるのでそれっきり出てきません。
というわけで、X-MENに馴染みがないとあまり楽しめない映画ではあります。
しかし、CGを使ったアクションシーンなどはかなり見ごたえありなので全く知らなくても楽しめると思います。
実際アメリカではとても高い評価を得たみたいです。
よく出来てるなぁと感心しました。
X-MENシリーズは大の苦手なんで毎度眠くなるんですが、この映画は眠くなりませんでした。
なんだかんだでおもしろんです。
ほんとアメコミ読んでみたくなりますよねぇ。
X-MENて何巻くらいあるんだろう。
オススメ度「60%」