2011年の日本のアニメ映画「星を追う子ども」です。
「秒速5センチメートル」の新海誠が監督をしています。
主人公の少女明日菜は母親と2人で暮らしています。
ある日、近くの山でシュンという男の子と知り合います。
しかし、翌日シュンは死んでしまいます。
明日菜はショックを受けますが、担任の先生と地下世界へと旅立ちます。
ザックリと書きすぎたため全く何のこっちゃという説明になってしまいましたね。
今までの新海監督の作品とは違ったためガッカリしました。
今までは男の子と女の子のセンチメンタルな恋だったりを宇宙などSFの要素も含めて描いてきたのですが、今回は違います。
「もののけ姫」のようなファンタジーアニメです。
少女は冒険しながら知り合った少年と友達になり色んなことを学び成長する、みたいなよくあるやつです。
大体「よくあるやつ」を思い浮かべると、大体この映画になります。
ジブリ映画に出てきそうなキャラクターやモンスターが出てきます。
元々ジブリ映画が好きじゃないのに、それのバッタモン見せられてる感じがして更にガッカリしました。
前は「トップをねらえ!」の影響が強く感じられる新海監督でしたが、今はジブリ映画が好みなのでしょうか。
要するに庵野から宮崎へのシフトチェンジなんですね。
この映画の主人公の明日菜は父親が死んでしまっていることもあり、シュンが死んだことを強く受け止めます。
たった1日しか会ってなくても、死んでもう2度と会えないということが信じられないんでしょう。
だから地下世界「アガルタ」という場所にまた会える何かがあると思ったのでしょうね。
その地下世界の住民てみんな日本語喋るんですよね。
独自の文化で地上と交わらず暮らしてきたのに流暢な現代の日本語を喋ります。
いちいちそんなこと言ったらダメなのかな。
なんか圧倒的なおもしろさを見せてくれたらそういうことも気にならなくなるんだと思います。
「スターウォーズ」で「宇宙人も英語喋るんかい」とあまり思わないように。
映画のおもしろさがあれば説得力も増すんですね。
でも、「ドラゴンボール」はナメック星行ったらナメック語喋ってたなぁ。
こんな変なことばかり考えながら観たせいで、ほとんどこの映画、覚えてないんです・・・。
オススメ度「22%」