2011年の日本映画「アンダルシア 女神の報復」です。
映画「アマルフィ 女神の報酬」とテレビドラマ「外交官 黒田康作」の続編になります。
主演は織田裕二、他に黒木メイサ、伊藤英明、戸田恵梨香、福山雅治などなどが出演しています。

映画の「アマルフィ 女神の報酬」は観たんですが、テレビドラマの「外交官 黒田康作」は知りませんでした。
アマルフィの後にテレビドラマやってたんですねぇ~。
映画→ドラマ→映画っていう流れは「海猿」を思い出させますね。

外交官である黒田康作が主人公のサスペンスアクションです。
何かこう政治的な暗躍がありーの、カーアクションありーの、銃で撃ちーの、みたいな娯楽映画を作ろうとしたみたいです。
小難しい政治的な話が全く頭に入ってこず、ひたすら黒田康作がカッコイイことになるという映画です。
良く言えば「イギリスのB級アクション映画」、悪く言えば「海外ロケのテレビドラマ」という感じでしょう。

それにしても織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明、と難しい役者をメインキャストに揃えましたねぇ。
織田裕二は完璧主義者だそうで自分の気に入ったようにやらないと撮影が先に進まないとか。
黒木メイサはジャニーズの人と電撃結婚したりしてお騒がせですし、伊藤英明もキノコで大はしゃぎだったり。
クセ強いなぁ・・・。

んでクセの強い役者を使った割に中身が薄味です。
結局なんだかんだでC級サスペンスが大筋の物語なので全く観る気がしないんですよね。
C級サスペンスで眠くならないように所々アクションシーン入れたみたいな作りで、お客を眠らせないことを目標に作ったかのような映画です。

なんかヒドイ感想ばかり書いてますが、大丈夫です、この映画よりおもしろくない映画はたくさんありますからね。
ただこれだけ大掛かりに金かけて「日本が作る娯楽大作」みたいな感じでやったにしては失敗作だと思います。

前作もおもしろくなかったんですが、今作も中々ですね。
観客動員も伸びなかったようですし、第3弾は無いでしょう。

オススメ度「25%」