2010年の日本映画「スープ・オペラ」です。
瀧本智行監督の作品で、主演に坂井真紀、他に藤竜也、西島隆弘、加賀まりこ、萩原聖人などなどが出演しています。
叔母と2人で暮らす主人公のルイは図書館で働く穏やかな性格の女性です。
そんなある日突然叔母が「結婚するから家出ていくわ」と言って出ていっちゃいます。
1人で暮らすことになったルイでしたが、そこにトニーさんという自称画家のおっさんと、いつも笑顔の康介という若者がやってきて3人で暮らすことになるのでした。
なんだかふんわりほのぼのと始まり、ふんわりほのぼのと物語が進んでいくのでこの空気感が好きな人にはたまらない映画だと思います。
妙な同居生活なんですが、全員スープが好きなため毎日スープを夕飯に食べてホッコリするという生活です。
なんか良いですね、こういう同居。
今でいうところの「ルームシェア」ってやつでしょうね。
それぞれの生活があって、共に暮らしてるんだけど深くは関わらない感じで。
映画がかなりゆったりと進んでいくのでその間に「もし自分がここに住んだら・・・」という妄想もしながら観ました。
楽しそうだなぁ~、と考えてる間に映画は終わってしまうのです。
「あれ?終わり?」と思ってしまうぐらいさほど大きく物語は展開しません。
もうちょっとこの人達の同居生活を観ていたかったという妙な物足りなさが、薄味だけど美味しいスープのようでした。
坂井真紀が主役のルイを演じているんですが、こういうほんわかした優しさのある女性って良いですねぇ。
まさにこの映画のルイにピッタリでした。
あと西島隆弘という人が康介役をやっているんですが、自分は最後までグレートチキンパワーズの渡辺慶と思ってました。
AAAというグループの人だったんですね。
というわけでとりわけ書くことはない映画なんですが、このほんわかした空気感を楽しむ映画だと思います。
「あぁ、知らない人と同居って楽しいかも」って思える映画です。
寝る前にこの映画を観て、楽しいルームシェアライフを妄想しながら寝ましょう。
オススメ度「37%」