1973年のアメリカ映画「ミーン・ストリート」です。
監督はマーティン・スコセッシ、主演ロバート・デ・ニーロです。
この3年後「タクシードライバー」でこの2人が映画界に大旋風を巻き起こすことになります。
その後もたくさん2人よる映画が作られていますね。

デ・ニーロ演じるジョニー・ボーイはどうしようもない男で、酒を飲んで暴れて借金してはまた酒を飲み、その借金を踏み倒すという生活をしています。
そのジョニー・ボーイの友達チャーリーは叔父がヤクザのチンピラです。
チャーリーはロクデナシのジョニーを決して見放さずどんな時もジョニーを守ってあげようとします。
しかしこの2人がどんどんヤバイ状況になっていく・・・という映画ですが、基本的にジョニーのせいです。

とにかくジョニーの破天荒ぶりに観てる方がヒヤヒヤするんですが、一緒にいるチャーリーはもっとヒヤヒヤしていたんでしょうね。
言うこときかないし、時間守らないし暴れるし、手がつけられない男なんですがチャーリーは何とかしようと必死です。
チャーリー自身もまともな男じゃないんですが、いつもジョニーといるためチャーリーが非常に常識人に見えてしまうところが恐いです。
冷静に考えたら「大馬鹿野郎」と「馬鹿野郎」のコンビなんですがね・・・。

さてさて、デ・ニーロとスコセッシがコンビ組んだ最初の映画がこれになるんですかね。
ちょっと調べてないんで分からないんですが、恐らく最初かな。
この後何度も何度もコンビ組んでて中でも「タクシードライバー」は衝撃的でしたね。

この「ミーン・ストリート」と「タクシードライバー」の間の作品が「ゴッドファーザー PARTⅡ」です。
これまた世界中でデ・ニーロの評価を上げた作品ですね。
この頃がデ・ニーロの成り上がり期って感じでしょうか。

この「ミーン・ストリート」の時デ・ニーロが30歳くらいなので非常に若いです。
細くて別人みたいなんですが、顔は全く変わっていません。
存在感抜群のデ・ニーロの若き頃を是非ご覧ください。

オススメ度「49%」