2009年のアメリカ映画「恋する宇宙」です。
アスペルガー症候群の男性と絵本作家の女性のラブストーリーです。

アスペルガー症候群というのをよく知らなかったので調べてからこの映画を観ました。
一般的に「知能に問題は無い自閉症」という認識だそうです。
勉強や仕事に関しては普通の人と同じなのですが、人と会話がうまく出来ず、相手の気持ちなどを理解することが難しいんだそうです。
怒りやすく、興奮すると止まらなくなったり、自分の好きな物には驚くほど熱心に勉強し覚えます。
著名人だとスピルバーグ監督がそうらしいです。
他にもエジソンなどもそうだったのではないかと言われているそうです。
他とは違う才能を持つ天才型に多いようです。

さてさて、そんなアスペルガー症候群の男性アダムが主人公です。
映画の原題も「Adam」となっています。
そのアダムの住むアパートの下に引っ越してくるのがヒロインのベスです。
ベスは優しくおもしろいアダムに興味を持ちますが、アダムとうまく接することが出来ません。
それでも宇宙の話をたくさんしてくれるアダムのことが好きになっていきます。
アダムも言葉には出しませんがベスのことが好きになったもよう。

普通ならここからうまく恋愛は進むのですが、アダムはアスペルガー症候群です。
悪気はなくてもベスを傷つけることを言ったりしてベスを不安にさせます。
アダムは何とか人の気持ちを理解できるようにベスに教わりながら、他人と普通に話せるように努力していきます。

自分は恋愛映画大嫌いですが、この映画はおもしろく観れました。
よくよく考えると「恋愛映画」が嫌いというより「ラブコメ」が嫌いなのかもしれません。
日本でいう「トレンディドラマ」的なものが嫌いで、人間同士の愛の話は好きなのかもしれません。
これからちょっとだけ勇気だして恋愛映画も観ていこう。

オススメ度「52%」