2009年のアメリカ映画「人生万歳!」です。
監督は重鎮ウディ・アレンです。

主人公ボリスはIQ200の天才。
ノーベル賞まであと一歩のところまでいった白髪のじいさんです。
自分で自分を天才と思っていて非常に偏屈な性格の持ち主です。
ある日、ボリスは家の前でメロディという若い女性と出会います。
メロディは家出してきた綺麗な女性で、ボリスは最初嫌がりますが家にあげてあげます。
非常にオバカなメロディと天才ボリスの年の差カップルの同居生活が始まります。

という感じでウディ・アレンの独特なテンポと音楽で物語は進んでいきます。
ボリスはとても頭が良いので自分達は映画の登場人物だということに気付いている節があります。
何度も画面のこちら側の観てる人達に話しかけては周りから「何一人で喋ってんの?」とつっこまれます。
ボリスは「君達には分かるまい、僕達を見ている人がいるんだよ」という感じです。

最初はデコボコ2人組の生活から始まって、そこからメロディの母がやってきて話はどんどん複雑に。
色んな登場人物が出てきて、愛とは何なのか、神とは何なのかについて議論します。
そして思いもよらぬ方向に変貌していく人間相関図に驚きました。
そんなことになっちゃうの?と思いながらラストまでおもしろく見れました。

オススメ度「40%」