2009年のアメリカ映画「トランスフォーマー / リベンジ」です。
前作「トランスフォーマー」の続編で、監督はマイケル・ベイです。
主演はシャイア・ラブーフ、ヒロインにミーガン・フォックスが出演しています。
そして製作総指揮はスティーブン・スピルバーグとなっています。

2007年の前作から2年、映画の中の設定も2年が経過しています。
シャイア演じるサムも高校を卒業し大学生へ、ヒロインのミーガン演じるミカエラもセクシー度が更に増しています。
前作で倒した敵は海に沈められ24時間体制でアメリカ軍が監視している状況の中、トランスフォーマー達の戦いは2年間ずっと続いていました。
そしてサムが一人暮らしを始める頃、また大きな戦いが・・・という感じで物語は始まります。

正直この映画にとって物語はあまり重要ではありません。
大体の感じだけ掴んでおけばいいんです。
この映画の醍醐味はなんといっても「みたこともない巨大ロボット達の戦い」なのですから。

ハリウッドのCG技術は何でもありの状態ですね。
昔は実写の背景や人間にCGが足されると違和感たっぷりだったしCGと人間の役者が触れ合うシーンなどはかなりガッカリ感がありました。
今はそんなことなく「こういうロボットを作ってリモコンで動かして撮影した」と言っても信じてしまうほどよく出来ています。
自分はこの映画をみて「CGの説得力」が増したと思いました。
街中、山の中、砂漠、色んなシーンで巨大ロボットが暴れるんですが、全く違和感なくむしろ「こいつらはいる!」って思ってしまうほどの説得力がCGにあります。

元々日本生まれの「トランスフォーマー」で、自分も子供の頃このおもちゃで遊んだ記憶があります。
トラックやスポーツカーがロボットに変身するという子供ならみんな大好きなおもちゃでした。
それを実写とCGを使って映画化したのがこのシリーズなんですが、子供の頃おもちゃを手にして遊んでた時きっとこんな世界を想像してたんだと思います。
派手な「ガチャンガチャン!」という音をたてながらまるで魔法のように車からロボットへ変身していく、何度みても圧巻です。

そのSFロボット達にプラスして出てくるのは実際に存在するアメリカ軍の兵器達です。
クソデカイ空母や戦車、戦闘機などが出てきてロボット達と戦うんです。
戦闘機が爆撃したり戦車が海から陸へデカイボートみたいなので上がってきたり、凄いです。
アメリカ軍vsトランスフォーマーもまた1つの見所です。
機密兵器としてレールガンも登場します、威力は抜群です。

ちょうど今週の土曜日にこの映画がテレビで放映されるそうなので是非ごらんになってください。
物語は途中で置いていかれて「ん?」ってなっても気にせず映像だけ観ていても楽しめます。
特に砂漠での超巨大ロボットの合体シーンは録画して3回ほど観てください、圧倒されますよ。
掘削機や巨大トラックなどがガッシャンガッシャン音をたてながら合体していって1体の超巨大ロボットになるんです。
「あぁ~、子供の頃頭の中で合体してたロボット達だ!」って思いました。

映像は凄いし楽しめるんですが、物語自体に何の感動も魅力も無いので見終わるとあとには何も残りません。
後味ゼロのノドごしだけを楽しむ映画だと思います。

オススメ度70%