これで3度目となる大人気テレビドラマ「トリック」の映画版です。
タイトルが少し変わり「トリック劇場版」という表記の仕方から「劇場版TRICK」になっています。
ナンバリングはありませんが、実質「トリック3」ですね。
主演は・・・言うまでもないことを前回、前々回と書いてきたので省きます。
ゲストとして松平健、佐藤健、夏帆、片瀬那菜、戸田恵子、藤木直人、平泉成、三浦理恵子、きたろう・・・などなどなどなどなど、まだまだ他にも多数のゲスト陣が出演しています。
今回の舞台は万練村(まんねりむら)です。
もう村の名前は色々出したからマンネリだってことでしょうね。
そこで行われる「カミハエーリ」という掟が今回の重要な部分になってきます。
髪が生えそうな怪しい名前があると必ず例の刑事もやってきます。
そこで神様を決めようという大会みたいなものが行われ、胡散臭い霊能力者達が集まって「私が神だ」とアピールしていくのです。
「私が神だ」「お前だったのか」「暇をもてあました神々の・・・遊び」とはなりませんが、近しいものはあります。
それにしても全シリーズを通して一番の豪華出演者陣に圧倒されます。
「この人がこんなことを?」っていう演技の連発です。
1と2では「テレビ版が断然良かった」と言ってきましたが、ここまで贅沢に豪華にやると映画版だから出来たんだなぁとも思ってしまいます。
藤木直人の王子様っぷりはファンにはたまらないと思います。
頭に乗せた王冠も後々のネタで笑えます。
そして今回の目玉マツケンこと松平健がかなり良かったです。
存在感のある胡散臭いおっさんという個性的なキャラとマツケンの濃い顔、なによりこれが「トリック」であるということ、全ておもしろいです。
というわけで、山田と上田の活躍はこれからもまだまだ続きそうですね。
映画3シリーズの中ではこの3が一番好きです、次に1、最後に2という順番です。
ただ、3に絶対的に足りないもの、それはエンディングで流れる鬼束ちひろの歌声です。
オススメ度「60%」