
アメリカでは2008年に公開されましたが、日本では遅れて2010年に公開された映画「ボーダー」です。
原題は「Righteous Kill」、直訳してみたら「公正な獲物」だそうです。
よくわからないけど邦題だと「ボーダー」になるそうです。
主演はロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの2人、ゴッドファーザーですね。
この名優2名が共演してるのに何で日本では公開が後回しにされたのか。
それは観たら分かります。
単純に全くおもしろくなかったんですね・・・。
ちなみにタイム誌が選んだ2008年のワースト映画の第8位にランクインしてるそうです。
8位というランキングは地味にリアルですね。
更に最低映画賞のラズベリー賞の「最低男優賞」にアル・パチーノがノミネートされてます。
正直アル・パチーノはそんな悪くないんですよね。
映画自体が残念だからアル・パチーノもやる気出なかったんだろう、そう思いたい。
物語はデ・ニーロとアル・パチーノの2人の警官がある連続殺人事件を追うというものです。
オープニングはスタイリッシュで引きつけられたのですが、そこからいまいち物語が頭に入ってこない展開が続きます。
別に小難しい話じゃないのに不思議と頭にストーリーが入ってきません。
あと、サスペンス映画のような「何かあるぞ」みたいな怪しい音楽が流れるんですが、別にそういうシーンでも無いんですよね。
その音楽のミスマッチ具合が観ててダサくて嫌になります。
盛り上げどころを分かってないのか、何なのか・・・。
何かが間違ってる、何かがズレてる、そんな映画です。
結局最後まで観ても邦題の「ボーダー」がピンと来ませんが、そのピンと来なさ具合がこの映画の中身そのものなので、ある意味空気的には内容に合った邦題ですね・・・だいぶこじつけました。
映画自体はオススメ度15%程度の映画なのですが、やはりデ・ニーロとアル・パチーノが画面に映ってるだけで絵になるので少し高めに。
オススメ度「19%」