
ローランド・エメリッヒ監督の「2012」です。
この映画、去年の冬に映画館で観たんですが、その映画館が暖房あまり効いてなくて寒かったの覚えてます。
プラスして冷たいジュース買って飲んでたため、開始40分ほどでトイレへ行きたくなりました・・・。
内容が内容なだけにポカポカ気分で観るもんじゃないってことかな。
ストーリーは有名なので詳しい説明は不要でしょう。
2012年に人類滅亡するってことで、急遽金持ちだけが乗れるノアの箱舟を極秘裏に作り、そこに逃げ込むという話です。
ただこれだけの話ですが、まぁ長い・・・この映画・・・長い・・・2時間40分・・・は長い・・・。
最初の90分くらいは天変地異の世界をド迫力の映像で見せてくれるので圧倒されます。
恐ろしいほどリアルなCGと大迫力の音響によって口があんぐり状態です。
しかし、そっからノアの箱舟付近になりダラダラ話が進みだし、ノアの箱舟内に話が移ってからは「まだかよ・・・」ってぐらいチンタラします。
とにかくローランド・エメリッヒ監督が毎度ながら描くしつこいくらいの家族愛。
自己犠牲により助かる愛する人の命・・・というのを永遠と見せられます。
どこかで見たなぁこれ、津波・・・人類滅亡・・・家族愛・・・。
そうです、同じローランド・エメリッヒ監督の映画「デイ・アフター・トゥモロー」です。
展開も終わりもそのまんまですね、好きなんだろな、パニック映画+家族愛が。
というわけで、最初の90分でドッカンドッカン街が壊れ地面が割れ、地球滅亡だ!!ってとこまではハラハラしておもしろいです。
そっからの60分くらいがダラける・・・。
長い映画で見せるものじゃなかったのかも。
色々詰め込みすぎた感はいなめません。
でも、見たことないようなド迫力のシーンは見る価値ありです。
本当にこうなったら・・・って震えるようなシーンの連続。
「何でこうなった」的な説明は省いてガンガン観てる人を魅了するシーンを入れるあたり最高です。
そのくせ、最後に愛を語るエゴイズム、だからローランド・エメリッヒは嫌いだ・・・。
オススメ度「63%」