俺は3月15日から宮古島で離島生活をしている。

 

 

◆好運?の花が咲いた。

 俺の部屋には観葉植物が1鉢置いてある。

 

 

 

このテーブルヤシは2013年11月に上海から帰国し東京で米国企業に転職した時に丸の内線・新高円寺駅近くの花屋で購入したものだ。

それ以来9.5年で6回引越した(新高円寺 →兵庫県 →新江古田 →兵庫県 →祇園 →伏見稲荷 →宮古島)際に3株の内2株が枯れてしまったが、最後の1株は生き残りずっと一緒に暮らしている。

 

1ヶ月半前、京都を出る事が決まった頃に彼女がつぼみが出ているの見つけた。

彼女 「すごい! つぼみが出てるよ。テーブルヤシの花は滅多に咲かないんだって」

俺 「ふーん。

そう言えば、この9年間で一度も花は見ていないかもな」 観葉植物は好きだが、花にはほぼ興味がない。

彼女 「咲くところみたみたかったなー。

  むこうで咲いたら絶対教えてね」

俺 「了解」

 

 4月16日にテーブルヤシの花が咲いているのにようやく気づいた。

 

こんなに地味な花だと昆虫による受粉もなさそうだな。Lineで彼女に知らせた。

俺 「花みたいなのができた」

彼女 「それで完成だよ!お花咲いたね、すごい

  ずっと咲かせておくと葉っぱが疲れて弱ってしまうから、楽しんだらお花の茎の根元で切ってあげてね」

俺 「(めんどくさいなー) 了解」

 

 

 

◆外猫の親子??

 社宅のある佐良浜の坂で隣家の軒先にはいつも3匹の猫がエアコン室外機の上で寝ている。

首輪がついていないので、飼いネコではなさそうだが、「さくらみみ」でも無いので(去勢手術を受けた)地域猫でもなさそうだ。

この島には野良犬は見ないが、野良猫は多数みかける。

 

17日夕方、帰宅途中にAコープで食材を買って、海に向かって坂を下りていたら、隣の3匹のうち一番元気そうな三毛猫(多分長女)が俺に近寄って来た。

食べ物の匂いを感知したようだが、「すぐ猫に食べさせられる食材」が無いので今回は遠慮してもらった。

18日夕方、帰宅途中にAコープで「ネコ元気(1kg / 750円)」を買って、

 

 

昨日の三毛猫(長女)を探してみたがいなかった。

19日夕方、ようやく三毛猫が現れたのでエサを与えてみた。

 

 

俺 「猫のエサやりに成功したでー!」  状況を彼女に知らせたら、色々と注文が来た。

彼女は猫がたまらなく好きだ。

彼女 「カリカリ食べてるー。かわいい!

  もしお水欲しがってもミネラルウォーターあげないでね、石になるから。

あげるなら水道のお水を浄水したお水ね。ミケちゃんー。可愛い〜

俺 「ふーん・・・」 めんどくさいー

 

21日朝に三毛が食事に来たのでエサを与えた。

夕方に親子3匹全員でやってきた。

 

 

俺 「さっき帰宅したら、親子3匹がきた。

左のミケが母親で、

右側のミケが最初に来た姉で、

右端の黒マダラが弟

のような気がする」

彼女 「黒マダラちゃん眉毛みたいで可愛い😍。

  カリカリばっかりだとお腹に石できるからお水あげてね

  鳥のささみ茹でてちょっとあげてもいいかも、ゆでた出汁も冷ましたら好きな子は飲むよ」

俺 「(めんどくさいー)

 気のせいか、

ミケの顔がちいさい割には「お腹が大きい」ような気がする・・・」

彼女 「もしかしたらそれでご飯食べに来てるのかもね、普通カリカリだけだと飽きてあんまり食べないと思うよ。

  かわいかわいなー。 撫で撫でしたい。

  Kさんが餌くれるからお気に入り縄張りに入ったんだろうね、いいねー」

俺 「ミケと母はエサをくれる俺にすり寄ってくるけど、

黒マダラはまだ警戒していて、一定の距離以上には近づいて来ない。

多分まだ童貞やなー。ハハ」

彼女 「猫のすりすりはメシくれーだからね、お腹いっぱい食べられてよかったね。

  黒猫はまだKさんを認めてないんやなー」

俺 「この黒マダラは、顔がマンガみたいで面白いでー」

彼女 「かわいい顔してるよね、撫で撫でしたいけどさくら耳でないし引っかかれたら危なそうだからそっと見守ってあげてな。

  黒はちゃんと警戒してるからお腹いっぱい食べないと思う。野生でお腹いっぱいは襲われた時に戦えないから」

俺 「なるほど」 めんどくさいー

 

21日夕方、黒マダラが一匹で来た。

 

俺 「近くで見て驚いたのは、黒マダラには乳房が6つあった。

雌だった。

彼女 「猫は雄もおっぱいあるよ、お乳張ってたら妊娠してるメスかもだけど」

俺 「黒マダラは、エサを食べ終わってから、一瞬だけ俺に近づく素振りをしたけど、

結局ミケみたいにスリスリはせずに帰っていった」

彼女 「ちょっとずつ歩み寄ってて可愛い。

  多分しばらくしたら仲良くなれるよ。

  猫は欲しい時に自分のして欲しいことをしないと、怖い記憶で覚えちゃうから無理に触ったら絶対あかんでー」

俺 「了解」 興味なーい。

彼女 「喉乾いてると思うし今度お水あげてみてね、そっち暑いし脱水になりそう。

  あと目を合わせると喧嘩の合図なので、目があったときはゆっくりの瞬き沢山すると大好きだよーというサインになるよ」

俺 「了解」 超めんどくさーい。

彼女 「あとちょっと心配なことがあるんだけど、桜耳の地域猫でないということは去勢やワクチンしてないだろうから

本来はそういう野良猫に餌やりすることは無責任に猫を増やすことになるので近所の人に怒られるかもしれない。

沖縄がどういうスタンスかわからないけどコッソリあげた方がいいかもしれない」

俺 「了解」 伊良部島の方々は「自然を受入れて生きている」ので、きっと深くは考えていないんやろな・・・。ハハ。

 

この猫達は「好運の使者」なのかなー??

 

 

 

◆当て逃げ事故?

 22日お昼、いつものように愛車で宮古島中心部の「イオンタウン」にでかけ、幾つかあるお店のうち今回は「ルーラーズ タコライス」の店でランチした。

 

 

ここには100台分位の駐車場があるので、車で来るには便利だ。

 

食後にマックスバリューで1週間分の食材を購入(約9000円)し、車に戻ったら異変に気付いた。

左側に薄っすらとキズがついていた。

 

 

走行機能に問題は無いが、海沿い地域では「塗装のキズから錆が進む」ので近いうちに板金塗装をする必要があるな。多分10万円以上かかるだろうな・・・。やれやれだぜ。

 

面倒だが、一応警察に通知する事にした。

15分待ってパトカーがイオンタウンの駐車場にやってきて、

 

3人の検察官から事情聴衆された。

 

警官C 「通報電話をされたKさんですか?」 20代・女性・小柄・受付担当?が聞いて来た。

俺 「そうです。ご苦労様です」 第一印象を良くする為に、帽子を脱いでおじきした。

警官C 「車はどれですか?」

俺 「これです」 白髪のおっさんがBMWのオープンカーを指さした。

3人の警官は一瞬「えっ」という意外な表情をしたが、そこには突っ込まずに平静を保っていた。

 

警官C 「キズはどこですか?」

俺 「これです」 左側のフェンダー部分を指さした。

警官A 「なるほど、当逃げ事故ですね」 40歳前後・大柄・リーダー格?が瞬時に判断した。

警官B 「免許証と自賠責保険証を見せて下さい」 30歳前後・中肉中背・実務担当?がテキパキと進めてきた。

俺 「これです」 予め想定して用意しておいた免許証を渡した。すぐに警官Bがメモを取りだした。

警官C 「ここに到着した時間と発見した時間は?」

俺 「到着したのは12:30で、買い物が終わって出て来たのは13:15頃です」

警官C 「その時に左隣にいた車の色や特徴を覚えていますか?」

俺 「特に注意して見ていなかったので、はっきり覚えてはいません」

警官A 「当逃げの捜査は大変なので、ちょっとした情報でも助かります。うろ覚えでもいいので」

俺 「銀色系だったような気がしますが、自信はありませんね。ハハ」

警官A 「白ではなかったんですね?」

俺 「自信はありませんね・・・」

警官B 「シルバー系のメタリックの塗料がキズ跡に残っています」 車の傷跡を検査して報告した。

 

警官A 「了解。あそこに旧式の監視カメラがあるから当たって来て」 警官Cに指示を出した。

警官C 「はい」 約100m離れたマックスバリューの軒下にある監視カメラの方に小走りで歩いていった。

  

 

 

俺 「おおー、ここには監視カメラがあるんやー」

警官A 「いいえ、この駐車場全体では監視カメラはまだ設置されていないんですよ。

  だからあのカメラにも映っているかは不明です」

俺 「なるほど、トホホ」

警官A 「車内においてある買い物袋は大丈夫ですか?」

俺 「? 大丈夫??」

警官A 「車内は暑いので。エンジンをかけてエアコンをつけてもいいですよ」 その日の外気温は28℃だった。

俺 「そうですよね」 俺はエンジンをかけてエアコンをつけた。

 

警官B 「現住所は裏面の伊良部島で間違いないですか?」

俺 「はい、転勤で3月から伊良部島に住んでいます」

警官A 「仕事は空港関係ですか?」

俺 「いいえ、マンゴー関係です」

警官A 「ほー、マンゴーですか。なるほど」

警官B 「自賠責保険を見せて下さい」

俺 「はい、これです」

警官A 「じゃあ、俺が読み上げるよ。

番号はxxxxx。期限はxx年xx月xx日」

警官B 「了解です」 テキパキとメモに書き込んでいた。

 

俺 「ところで、この駐車場ではこのような事故はよく起こるんですか?」

警官A 「はい、よく発生しています!」 自信たっぷりに答えてくれた。

俺 「加害者は見つかるんですか?」

警官A 「老人ドライバーが多いですね。故意性は無く、擦った事すら気づいていない事が多いです。ハハ」

俺 「なるほど、高齢者ドライバーですか・・・トホホ」

 

警官A 「状況は分かったので、Kさんはもう帰宅して頂いて結構です。

  今後操作は別の班で行いますので、進展があればKさんの携帯に連絡があります」

俺 「了解です」

警官B 「加害者が見つかって車の修理をする時の為に、今保険会社に連絡を入れておいた方がいいですよ」

俺 「なるほど、自賠責保険ですか?それとも任意保険ですか?」

警官A 「任意保険です」

俺 「了解です。今ここで電話しておきます」

警官A 「では我々は監視カメラの調査に行きますので。これで失礼します」

俺 「ご苦労様です」 お礼をした。

 

保険会社窓口係員 「どうされましたか?」

俺は、指名・契約者情報・事故状況を係員の女性に短く説明した。

係員 「ご連絡ありがとうございます。もう警察の状況検分も終了したとの事、了解しました。

  K様の保険契約には車両保険オプションは含まれていませんので、修理費用は加害者側の自賠責保険から支払われる事になります。

この場合、駐車中の事故でK様の過失は0%ですので、『当社が交渉を担当する』事はありません。しかし、K様の保険には『弁護士特約』がついていますので、相手側の保険会社ともめた場合等にはご連絡を頂ければ『無料で弁護士が交渉のお手伝い』をさせて頂きます。

俺 「なるほど、『過失は0%なら保険会社は関与しない』んや??

  了解しました」

係員 「お車はBMWですよね。修理費用も大変ですね・・・」

俺 「そうですね・・・」

それよりも、BMWのメンテナンスを確保する為にこの1ヶ月間で市内の自動車整備工場に4軒電話したが、『外車の修理は受けていません』と断られていたので、そこが心配だ。トホホ。

 

 

好運?の花が、10年ぶりに咲いたはずなのに??

宮古島おそるべし!