俺は3月15日から宮古島市の住人になった。

 

 

◆島6日目(日)曇りのち晴れ

Am. 社宅の拭き掃除。約2年無人だったようで、家(戸建て、2DK、多分50m2位)中が「潮・埃・カビ」でベタベタしてる。<問題点1

なので、掃除嫌いの俺でもこの数日間は掃除人間になった。そういえば小・中学校の時に教室をほうきで掃除した事を思い出した。(笑)

 

 

Pm. Yさんに呼ばれてバイクで作業場へ行き合流。軽バンに便乗して宮古島へ移動しランチをご馳走になった。

今日は宮古島へ渡り、マンゴーの出荷作業をする予定だったが、Yさんが「商品送り状」を忘れて来たので延期になった。(苦笑)

代わりに、Yさんの希望でドコモ営業所へ行く事になった。

「去年作ったDカードに、入っているはずの2万円分のポイントが500円しか無いと判明したので、ドコモで聞きたい」との事だ。

ドコモ営業所入口で「予約無しの人は40分待ちですがいいですか?」と言われたが、時間はあるので、待つ事にした。

2番目に来た3人連れの家族客は「40分待ち」といわれて、諦めて帰っていった。

 

3番目に来た1人の「自己主張の超強そうな」じいさんは、暇なので残ったようだ。

じいさんは真っ赤な生地に白文字で「アベ政権を許さない」と書かれたTシャツを着ていた。じいさんが我々の向かいのイスに座ったら、意外にも普段不愛想なYさんがこのじいさんに声をかけた。

 

Yさん 「ニーは、どこから来たさー?」

じいさん 「私は鎌倉から来たんだ。50歳で右肺摘出手術を受けたが、その後も元気で毎日5時から22時迄商売した。しかし、75歳で大病を患いずっと寝込んでいた。

息子と娘が宮古島でゲストハウスを開業していで『暖かい所が健康にいいから宮古島に来たら』と娘が呼んでくれたので、去年宮古島へ移住したんだよ」

Yさん 「そうかー。それで今何歳なのー?」

じいさん 「85歳だ!」

Yさん 「そうかー。それで、なんで『アベ政権を許さない』わけー?」

じいさん 「昔このTシャツを100枚作って、国会議事堂の前で売ったら、観光客が買ってくれて、すぐに売り切れた。

もっと作っておけばよかったよ。ハハハ」

俺 「なるほど・・・」 そこかいっ!

Yさん 「それで、アベ政権の何が気に入らないのさぁー?」

じいさん 「アベは、アベノミクスで日本の経済を良くすると言ったのに。消費税増税ばかりで。経済は全然・・・」

 

その時、ドコモの係員が我々を呼びに来たので、会話は中断した。

係員 「お客様、お待たせしました。窓口が空きましたので、こちらにお願いします」

Yさん 「そうだよねー」 最後に一言だけ相槌は打っていた。

俺 「すみません、失礼します」  じいさんに別れを告げた。

じいさん 「えっ・・・」 これからが大演説なのにー!! と言う表情だった。(笑)

 

ドコモの窓口の若い女性係員にYさんが事情を説明したが、「前回契約頂いたドコモWi-Fiの契約書にある利用者番号が無いと調べられません。申し訳ありませんが、利用者番号が分かったらもう一度ご来店下さい。すみません」という事で、今回は保留となった。

帰りがけに横を通ると、あのじいさんは他の係員に説明していたので、「阿部政権を許さない」の真相は謎のままとなった(笑)

 

 

15時半、Yさんと別れた後、俺はホームセンター「メイクマン」近くで下ろしてもらい、時間潰しの為一人で「掃除を楽にしてくれそうな器具等」を色々と物色して購入した。

45分歩いてホームセンターから居酒屋のある中心街に到着。

 

18時 大学時代の親友Dと宮古島の中心街平良にある「居酒屋めーめー」で飲んだ。

 


京都と神戸(JRで1時間弱)に住んでいて5年間会っていなかったのに、偶然宮古島で再会できた。Dは会社から還暦休暇をもらったので、奥さんと二人で宮古島で休暇を取るそうだ。


お互いの近況を報告しながら、宮古島の山羊料理を堪能した。豚耳のサラダ、ゴーヤーチャンプルー等」かなり美味かった。

これで飲み放題付きで「山羊の宴コース」3500円とはコスパがすごい!

宮古島恐るべし!

 

店員 「最後のしめが『山羊そば』になります。スープが4種類ありますがどれにしますか?」

D 「山羊そば?? わからんなー」

俺 「お勧めはどれですか?」

店員 「一番上の『塩味』が人気です」

俺 「じゃあ、それを」

D 「俺は、2番目の塩バター味で」

店員 「かしこまりました」

出てきた「山羊そば(塩味)」がめっちゃ旨かった。

俺 「山羊そば美味いですね。塩味以外に何が?」

店員 「山羊の骨を煮込んで作っています」

D 「おおー、トンコツやなくて、ヤギコツかー。ハハハ」

 

21時半、帰路のバスは18時台で終わっているので、タクシーを呼ぶ事になった。

D 「念のためタクシー会社の広告頁を写メして来たでー」

俺 「じゃあ、俺のスマホからかけてみよう。0980-72の・・・」

この後タクシー会社2社に断わられた。

俺 「えー、また、満車なんだ」

係員 「すみません、土日の夜は予約で一杯なので」

俺 「どこか空いていそうな会社を教えて下さい」

係員 「八千代タクシーに電話してみればいいですよ」

俺 「八千代タクシーですね。ありがとうございます。(ガチャ)

    もしもし、八千代さんですか。タクシーお願いします」

係員 「居酒屋めーめーですね。30分以内に1台向います。到着したら携帯に連絡させます」

俺 「よろしくー!

  じゃあ、待つ間にお茶でも飲むか?」

D   「そやなー」

 

15分後、八千代タクシーが到着。

先ずDの東急リゾートホテルを経由し、伊良部島に渡り、佐良浜地区にある俺の社宅まで到着したら6200円になっていた。

 

俺 「クレジットカード使えますか?」

運転手 「すみません、現金のみで」

俺 「えー。現金残っていたかなー。あった、じゃあ、まず千円札が6枚で。

  あとは百円玉でー」

運転手 「いいえ、小銭はいいです」

俺 「えっ、そうなの??」

運転手 「6000円を超えた長距離乗車客は初めてですから、ハハ。

  通常、平良から伊良部ならば、多くても4000円以下なので」

俺 「そうなんやー。ありがとうー」 酔っていて感覚が鈍い。

なんとか無事社宅に戻れた。良く考えたら、4000円あれば、平良地区のゲストハウスに宿泊する事もできたかも、ハハ。

今後宮古島で飲む時は対策が必要だ。<問題点2

 

 

 

◆島7日目(月)雨

   Am.社宅の掃除&荷物の開梱

 

ランチ. 徒歩4分で最寄りの佐良浜漁港へ到着。漁港の定食屋「おーばんまい(大盤振る舞いの意味)」でマグロ丼+魚フライを注文してみた。

観光客で混んでいて30分待たされたが、宮古島近海で捕れたマグロは冷凍されていないので、赤身でも十分うまい。

 

 

 

15時、リサイクルショップで注文した本棚2セットが到着。

配達のお兄さんと一緒に本棚を運ぶ。

 

夕方、雨が止んだのでYさんの作業場迄バイクを取りに行かないといけない。

しかし、市内バスの乗り方が未だによく分からない。

近所のAコープ前のバス停の時刻表には作業所(西方向)方面行きのは16時は無いようだ。

 

一説によると「島内バスは1時間位ずれる事もよくある」そうだが、未だよく分からない。<問題点3

 

仕方ないので、サトウキビ畑の間を徒歩50分散歩した。


伊良部島には害獣(猪、鹿、トラ、ワニ、毒蛇、等) が全くいないそうだ。犬・猫以外で大きな野生の生き物は唯一「野良クジャク」だそうだが、俺はまだ遭遇していない。(笑)

雨上がりのサトウキビ畑の農道は水溜まりだらけで、カタツムリが動き回りカエルが飛び跳ねていた。

さすが、離島は自然が濃いなー!

 

無事作業場でバイクを回収。

夕食はAコープで買った、冷凍のミニハンバーグ+唐揚げチキンとビール。

最近野菜が少ないかも・・・。

 

 

迷ったが、テレビは購入を止めた。

「静かな沖縄の離島」に来てまで、「東京の巨大テレビ局で、ひな壇芸人がやらせで笑いを取る番組」に時間を使いたくないから。

夜は酒を飲む以外にやる事が無く、21時過ぎには寝ている。(笑)

 

道路から離れているので、夜はとても静かだ。19時以降は沖合からの風の音とヤモリの「ケケケ」という言う泣き声以外は何も聞こえない。

 

 

 

◆島8日目(火)晴れのち一時雨

    Am. ゴミ出し。

土曜日に突き返された2袋には「デンチ、カナモノ」と書かれた白い紙が貼ってあった。

 

「そんなはずがー」と思い、中を全部調べたら、前住人の残置物に「小さな金属片と単四電池が1本」混入していた。

これを見分けるという事は、奴ら(ゴミ収集車の係員)は確実に空港の検査で使うような「ハンディタイプの金属センサー」を携帯していると推測される。<問題点4

仕方ないので、残置物(トートバッグ、と、置物)からハサミで丁寧に金属部分を取り除いた。

8時、白いシールをはがそうとしたが袋が破れて使えなくなる。満を持して新しい「市指定の有料ゴミ袋」1つに入替えたものを持ってゴミ収集場所に向かう。

これで突き返されたら、トラウマになりそうだ。(笑)

 

ゴミを置いた返り道で、藍染の着物を着た小柄なおばーがゴミ袋を持って来るのにすれ違った。ふとみると裸足だった。

「おはようございます」と挨拶してみたら、まともな挨拶が返ってきたので、「変な人」では無さそうだ。

近くにある「命根御嶽(んぬちねーうたき)」の前でもう一人のおばが―待っていた、どうやらウタキでお祈りするようだ。

 

 

社宅に戻りもう1袋分のゴミを整理して出しに行き、帰り道にウタキの後ろにある公園に「ベンチで雑談しているおじー2名」を見かけたので近づいて挨拶して、聞いてみた。

 

俺 「こんにちは。私は京都から来ました。

ちょっと教えて下さい。あれは何をする場所ですか?」

おじーA 「ほー、内地の人かい。

これは佐良浜地区最高位の神様に祈るウタキ(御嶽)さぁー」

俺 「そうなんですか。年に何回位お祈りをするんですか?」

おじーB 「毎月1回だ」

俺 「ふーん、3月21日は祝日だから、今日がお祈りの日なんですか?」

おじーA 「いいや、旧暦さぁー。旧暦の1日の前日が祈りの日さぁー」

俺 「なるほど。担当は何カ月で交代するんですか?」

おじーA 「3年で持ち回りさぁー。女だけだけどさぁー」

俺 「えっ、3年! 長いですねー。

その間男は何をするんですか?」

おじーB 「男子禁制だからー。男は何もできないさぁー。ハハ」

俺 「そうなんですね。

  では、あなた方はここで何してるんですか?」

おじーA 「おばーを車で送り迎えさぁー」

俺 「なるほど、ここは男が入ってもいいんですか?」

おじーA 「ここは昔はウタキの一部だったが、今では公園になって。

ウタキはあの建物部分だけになった。

  だから昔の人は今でもここはウタキの場所だと考えて、ここには入りたがらないさぁー」

俺 「なるほど、この公園はいつも人がいないのはそう言う事なんですね。

  実は私はスクーターを公園奥のウタキの近くに停めているんですが、ダメですかね?」

おじーA 「あー、あれはあんたのオートバイかね。誰が停めてるのかなーと思っておったが。

  ウタキの近くに置くよりもう少し離しておく方がいいさぁー」

俺 「そうですよね。分かりました。後で離しておきます」

おじーB 「いやいや、神様が決める事だから、分からんけどなー。ハハハ」

俺 「そうですよね。ハハ。

  でもやっぱり、離しておきます」

おじーA 「そうさぁー」

俺 「色々教えて頂き、ありがとうございます。

  これからもよろしくお願いします」 お辞儀して、退散した。

ここは女系社会なんやなー。

 

 

Pm. Yさんに呼ばれて作業場へ向かう。

社宅のNオーナーが来ていて、なんと「賃貸契約書」を持ってきてくれた。意外!!

この人は超アバウトのようだから、「契約書は要らないさぁー」と言うと思ってたが・・・。多分Yさんの奥さんが心配してYさんにプッシュさせてくれたのかも。(笑)

NオーナーとYさんと3人で1時間雑談。

Yさんの方言はまだギリギリ聞き取れるが、Nオーナーは方言がキツくて50%位が聞き取れない。まあ、アバウトなノリだから多少聞き間違っていても、大丈夫だろ。(笑)

 

その後、3人で宮古島へ行き、ランチにイオンタウンにある「大戸屋」で塩麹の鶏を食べた。

 

結構うまかった。


食後、近くのセルフのENEOSに行き軽バンに給油後、Yさんが大型のPETボトル(2L/1本)を3つ持って店内に入った。

2000円以上給油すると、純水が8Lまで無料でもらえるそうだ。

川の無い宮古島では飲める水は貴重なのかも。

 

俺は返り道に、近所のAコープで見つけた旨い軟水「bon aqua (ボナクア)」を88円/2Lで購入した。十分飲める。

 

 

返り道にゴミ集荷場所をチェックしたら、俺のゴミは残されていなかった。

「よかったー!」 これで<問題点4>は解決できた。

念の為京都から持ってきたゴミ箱4個を社宅内に設置したので、

 

今後はこまめに分類したら安心してゴミ出しできそうだ。(笑)

 

 

 

◆島9日目(水)曇りのち晴れ

 Am.社宅の掃除。

約1週間かけて一人での大掃除で、なんとか<問題点1>は解決できた。

 

キッチン左の壁に棚が無いので、調味料等を設置できなくて調理に手間がかかる。<問題点5

宮古島のホームセンターで見かけた「吊りパイプ棚」のセットを買い出しに行く時間が無い。

 

 

壁に棚を取り付ける代わりに、本棚を1つ丸ごと設置し、調味料や小物を縦に収納する事に成功!

 

これで、調味料等をすぐに取り出す事が可能になった。概ね<問題点5>は解決。

 

 

ランチ. 国仲地区にある「レストラン さしば」でトンカツ定食を食べた。

ここは元々国内航空会社の社宅で、訓練用の3000m滑走路だった下地空港に離着陸の練習をしに来るパイロット達が宿泊していたそうだ。今はホテル棟と賃貸アパート棟に変わっているが、レストランだけは従来通り営業していて、一般客も多く来ている。

 

 

Pm.Yさんの作業場でお手伝い。

 

18時に退社して、帰り道にAコープで食材を購入。珍しくすき焼き用牛肉(オーストラリア産)が置いてあったので、購入。今夜は久しぶりに牛焼肉やー!

社宅に戻りシャワーを浴びたあと、牛肉を炒めようとした。

油まみれでドロドロのガスコンロが、また1秒後に消えた。<問題点6

 

先週の土曜日は1回だけどうまく火が出たのになー。プロパンガス業者さんによると魚グリルなしの廉価版で2万円だそうだ。

「ガスコンロを新品に買い替えたい」と言っても「家賃月2万円」だからNオーナーはお金出してくれないだろうなー・・・。

仕方ないので焼肉は諦め、Aコープで買った冷凍食品をレンチンしてビールで胃袋へ流し込んだ。

 

こいつが解決しない限り、伊良部島での健康的な生活は回らないかも・・・。

意外と深刻だ!

 

 

 

◆島10日目(木)雲りのち晴れ

 Am. Yさんの要望で7時半に出勤、人気のない早朝のサトウキビ畑横の道を10分間バイクで走ると爽快!

 

 

今日は京都から持ってきた作業着(宅配便のバイトで使用)に着替え、長靴(うどん屋のバイトでもらった)も履いて、本格的にYさんの農園で「マンゴーの花の剪定作業」を補助する。初めての剪定は、意外と頭を使うのでボケ防止に丁度いいかも(笑)

 

 

昼時:Yさんから「今日は暑いので16時半まで休憩」との指示が出た。

作業所周辺はサトウキビ畑のみで食事する場所が無いので、バイクで佐良浜漁港まで戻り「おーばんまい」で40分待たされて「宮古そば定食」を堪能。

 

この店はいつも、供給能力より客の数が多いみたいだ。まあ、旨いから仕方ないか・・・。

 

昼食後、社宅に戻り、キッチン棚と本棚の片付け。

再度試してみたが、やはりガスコンロは「1秒で消える」。

なんでやねん!!

原因を調査したいのだが、社宅にはインターネット環境が無くて、俺個人のスマホのギガも終わってしまったので、ネット接続が低速モードになっている。<問題点7

 

 

16時半バイクでYさんの作業所に戻り、作業補助再開。

午前中より暑いので、PETボトルの水を飲みながら作業再開。

ビニールハウスの中でマンゴーの葉と「銀蝿(*1)」に囲まれて、蒸し暑いなかで一日中マンゴーの花を無心でいじっていると、都会での色々なしがらみを忘れ、頭の中が真っ白になってくる。或いは、「熱射病」の前触れかも(笑)

 

*1: Yさんによるとマンゴーの受粉用に、蜂では数が足りないので意図的にエサ箱を設置して銀蝿さん達を積極的に誘致しているそうだ。エサは取れたてカツオの内蔵と頭だそうだ。何故かハウスの中が魚臭かったのはこのせいかー(苦笑)

 

18時 Yさんから「これから出かけるので、今日はもうあがっていいさぁー」との指示が出た。

Yさんが出かけた後、作業所のWi-Fiに接続して「ガスコンロ 火が消える」で検索し、想定される原因を調査してみた。

どうやら「電池切れの為、安全センサーが誤作動」しているようだ。

社宅に戻り、すぐにガスコンロの単1電池を交換してみたら、ついにガスコンロ復活。

やったー!! これでようやく<問題点6>はクリアー!

 

安心してシャワーして、その後に、賞味期限を過ぎていた「豚肉ロース」を先に使用し、ポークソテーとキノコの味噌汁を作った。

 

食後は窓からの海風にあたりながら、スマホで懐かしい音楽を聴く。

21時に就寝。健康的な離島生活!!(笑)

 

 

 

◆島10日目(金)晴れのち雨のち曇り

 Am.7時半からYさんの作業所でマンゴーの剪定のお手伝い。

 

ランチ.「さしば」で魚フライ定食。

 

PM.東京本社からの指示で宮古島中心街にある「公設市場」を視察に行く。

1時間定点観測して観光客の数と属性と動向を調査。

伊良部島は曇り空だが、宮古島は雨だった。

 

16時、Yさんの作業所でマンゴ―剪定のお手伝い。

18時作業終了。

 

バイクで佐良浜地区の不動産会社のH社長を訪ねる。

宮古島市への転入届けが15日なので、車庫証明の期限29日までは「あと5日」しか残っていない。

Yさんの知り合いやNオーナーのルートで駐車場を探してもらったが全敗中だ。

この不動産会社H社長が最後の頼みの綱で、これが決まらない場合Yさんの友人からのアドバイスで「奥の手として車の所有者をYさんの会社名義に変更してもらい、作業所で車庫証明を取る」方法しかない。

そうすると、所有者が変わるので折角有料で確保した「沖縄・・39」のナンバープレートにも交換できなくなる。<問題点8

 

俺 「こんにちはー」

H社長 「あー、Kさん。車庫証明ねー」

俺 「はい、どんな感じですか?」

H社長 「車庫証明を取れる駐車場が1軒ありましたよ」

俺 「おおー、よかったー!!」

H社長 「でも土地の持ち主が那覇市に移住してしまっていて、承認を取る為に連絡がつかなくてねー」

俺 「えー、那覇市ですか・・・」

  最悪の場合、H社長の会社横にある「お客様用駐車場」を貸して頂く事はできますでしょうか?

  ここなら私の社宅から1km以内なので、法律的には全然通りますよね?」

H社長 「それもそうですねー。

  でもあの駐車場もうちの土地ではなくてね。借りているオーナーが那覇市へ移住してしまっているのさぁー」

俺 「えー、ここのオーナーさんも那覇市ですか・・・。

  皆さん裕福になると離島を離れ那覇市を目指すんですかね?」

H社長 「いいえ、そうではなくて。祖父母から相続した父の代が、離島では仕事が少ないので那覇市に出稼ぎにいくのさぁー。

  むこうで仕事が見つかり家庭を持ったら、こっちには戻ってくる事は無いからねー。ハハ」

俺 「なるほど、そういう事ですか・・・」 残念。これはもう車を会社名義に変更かー・・・。

H社長 「でも、僕は明日別件で那覇に行く用事があるから、むこうでオーナーさんに聞いてみるよ」

俺 「おおー、そうなんですかー! 

  那覇に! 素晴らしい!

  是非、お願いします」 深くおじぎした。

H社長 「また、連絡しますねー」

俺 「ありがとうございます!」

もしかすると、これで<問題点8>も解決できるかもー。

 

 

返り道にAコープに立ち寄り、焼肉等の調味料を買いこむ。

夕食は、焼肉&麻婆茄子! ガスコンロも安定しているので、京都から持ってきた調味料たちを活用し、初めて本格的な夕食を作れた。(笑)

 

 

 

◆島11日目(土)雨時々曇り

 朝から雨で、最高気温が一気に23℃まで下がったようだ。

Am. 久しぶりに朝からのんびりできたので、ブログを書く。

 

ランチ. Yさんと合流し宮古島中心部に視察へでかける。ランチはYさんお気に入りの「マクドナルド ドライブスルー」で「スパビー(スパイシー・ビーフバーガーの略?)セット」を購入。車内ですませた。

このおっさんは、年寄り(多分60代後半)の割に、新しいものが好きなんだなー。歳の事はいえませんが、俺はモスバーガー派だ。(笑)

 

Pm. キッチン正面に「吊りパイプ棚」が無いので、調理器具をかけておく場所が無くて、使った調理器具をいちいち流しに置くのは面倒だ。<問題点9

代わりに、オーナーが左の壁に設置してあった古いボードを外し、正面に取り付け直した。京都で買った電動ドラーバーを駆使して、工事が完了。

 

これで100均でもう少し「数の多いフック」を購入すれば、問題点9も完了できそうだ。

 

 

夕食後、アメブロの原稿を書いていたら、雨が強くなってきた。

雷も「ガラガラ、バキバキ」と激しくなってきた。

22時55分、突然部屋が真っ暗に。パソコンの画面だけが光っていた。

「これが離島名物、停電かー」<問題点10

打つ手がなにも無いので、スマホの灯りで小便をして、布団に入る。

しかし、意外にも3分後に電力は復旧したようだ。

 

ちょっとした雷雨でもこれならば、8から9月の台風の時は長引きそうだなー。

懐中電灯や補助電源も整備しておかなくては。

離島の自然、恐るべし!

 

 

 

◆島12日目(日)曇り

 早朝に目が覚めたので、インターネット環境を検討した。

佐良浜地域はスマホの電波状況が良く無いようなので、NTT光回線を使う事にする。

いつもの「価格.com」で比較して、一番コスパの良かった「Biglobe光、戸建て、2年」コースを申し込んだ。

価格.comから申し込むと特別割引が増えるようだ。2年間使うと実質月3000円なら、スマホの20ギガ料金を払うのを止めれば足りる。

工事予定日は最短で4月19日だそうだ。これで<問題点7>もめどがついた。

 

残る問題点は、2, 3, 8, 10の4個かー。

離島生活、やれやれだぜ!