この数週間、俺は沖縄宮古島への移動について色々と手配を進めながら、彼女とも何度も話し合った。

 

◆俺の引越し状況

 「2月下旬から4月上旬は沖縄や離島への引越しがピークになる」ようで、船便の予約がなかなかとれなくなる事が判明した。2月中旬に俺は幾つかの計画と変更をした;

 

・原案:

見積依頼した3つの大手引越し業者では「ハイシーズン料金では最短で3月末、通常料金ならば4月初旬まで満杯」との事なので、予定していた「13日の荷出し」は全く無理だと判明した。

一方、バイクと車の持込輸送だけは沖縄への専門業者アイランデクス社で

 

 

予定通りに「バイク:9日と車:11日」に予約が取れたので、空きがあるうちに確保し先に送る事にした。

飛行機もスカイマークの直行便で

 

 

「神戸空港→下地空港:14日」の便が割引価格(約1.2万円)で数席残っていたので、先に確保できた。

 

・第2案:

結局、「13日に荷出しできる引越業者」は見つからなかったので、今回は、大物荷物(家具・家電)は全て諦めて京都市内のリサイクルショップへ売却し、15日以降に宮古島のリサイクルショップで代わりの物を購入する。身の回りの荷物(衣類・布団・食器類・小物・書類)だけをダンボール箱に詰め、ゆうパックで30箱位を13日に荷出する事にした。

 

 

ゆうパックでの荷物を極力減らす為に、俺は多くのものを処分する事にした。

・初めに、彼女のアドバイスで、衣類(冬物&スーツ等)は2nd Street@上鳥羽店に持込んでみた。

 

 

USA製のレザーコート(買値約10万円)が4500円と評価され、スーツ類は1着150円で合計5400円。それ以外は「買い取り不可」で半分以上返却された。

 

・次に、彼女のアドバイスで、2nd Streetで返却された残りの衣類をBook Off@伏見店に持ち込んでみた。

 

 

10着以上の衣類は合計150円となったので、Paypayで現金として受け取らず、募金にまわした。

 

・3つ目は、本と漫画をBook Off@伏見店に持ち込んだ。

漫画類が高く評価され1500円、小説類は1冊0~10円で合計2500円になった。

 

俺 「車で持ち込むガソリン代と手間を考えると「赤字」のような気がしないでもないな」

彼女 「燃えるゴミとして処分するより、誰かが喜んで使う方が環境にいいんじゃない!」

俺 「そうですね・・・」

 

・翌日、古いパソコン&スマホと、彼女のプレゼントされたが全然使っていないトランポリンをBook Off@伏見店に持ち込んだ。

 

合計2500円だった。

 

 

◆彼女の決断

 彼女は色々と悩んだ結果、以下の理由で、京都に残る事を決めた;

 

1. 雪国生まれだから暑い場所がとても苦手。

 

2. 今勤めてるS総合病院の仕事(人間関係)が非常に上手くいってる。年明けに配置換えになる可能性があるので、最低でも年内はその勤務を続けたい。

 

3. 東北にいるお母さんが1月にガンの手術を受けた。手術は成功したが今後5年以内に再発の可能性もある。今迄2年に1回位しか帰省していなかったので、これを機に定期的に京都から東北へお見舞いに行き、支えてあげたい。

 

 

◆彼女の引越しプラン

 現在彼女は京都市の北部である北区にワンルームマンションを借りて荷物置き場に使い、週に3、4日位は俺の伏見区のマンションに泊まって、俺の家電を使い生活している。北区は俺の住む伏見区よりの気温が低いので過ごし易いそうだ。

今後は、左京区北部で「広くて安い戸建て住宅」を賃貸し、俺の家電・家具を全部継続して使う事により出費を抑え、「俺が沖縄の仕事を終える5年後まで」京都での一人暮らしをする事に決めたようだ。

左京区を選んだ理由は京都市の最北端で「山間なので、夏場でも蒸し暑くならないから」だそうだ。雪国育ちの彼女は寒さには強い。

 

結局、これで俺の大型家電や家具はリサイクルショップに運ぶ必要は無くなった!(笑)。

 

 

◆俺の引越し先が変更:

 2月下旬、W社との交渉で、宮古島では会社が借上げる戸建て古民家に俺が無償で住める事になっている。しかし、この借上げ住宅で問題発生した。

 

2日、俺が伏見区の郵便局に「転居による郵便物の転送届け」を出したところ、翌日「宮古郵便局の係員」から俺に電話が来た。ちょうど兵庫の実家へ向かって車で移動中だったので、カロッツェリアのハンズフリー機能で会話してみた;

 

係員 「あなたの転送届けを受理したので、現地転送先を調査中です。

  しかし申請された住所・番地が存在しないので困っています。

  この住所であっていますか?」

俺 「えっ!! そうなんですか?? お手数をおかけしてすみません。

  実は、この住所は会社が借上げた住居で、私も一度も行った事がないのでそれ以上は分からないのです。

  ただし、先月Google Mapで検索してみたらそれらしい住所があったので・・・」

係員 「そうでしたか。

  Google Mapは結構違う番地でも表示したりするんですよねー。

  まあ、私ももう一度周囲を確認してみますが」

俺 「すみませんが、宜しくお願いします」

 

1時間後、再度電話が来た。

 

係員 「やはり229番は存在しないようですね。

  代わりに299番があって、それらしい『空き家』がありました」

俺 「そうでしたか。大変お手数おかけしました。

  会社からは『その家は窓をあけると海がみえる絶景』と聞いていますが、299番の家はそのような家なんでしょうか?」

係員 「そうですね。その番地は海辺に近い高台にあるので、海もみえる場所ではありますね」

俺 「そうですか。大変ありがとうございました。

  念のため、月曜日に会社に連絡を入れて、もしなにか問題があればこの携帯に連絡させて頂きます」

係員 「見つかってよかったです。では仕事に戻りますので」

俺 「大変ありがとうございました」 車を運転しながらスマホにおじぎした。

 

すぐにW社には情報共有しておいた。しかし、

「貸主→宮古島の不動産仲介業者→W社の現地代理人→W社の東京責任者→W社の人事担当者→俺」への伝言ゲームで、どこでだれが数字を間違えたのかは不明だ。(笑)

 

 

とにかく、今後俺が申請する住所変更手続き等では「299番」を使用する事になる。

沖縄!やれやれだぜ!!