俺は彼女の要望で、2月11日に国立国際美術館(@大阪市)に「ピカソとその時代展」を見に行った。

 

◆背景

 俺は1982年7月、欧州放浪旅行中にピカソの故郷のスペイン・マラガ市にあるマラガ・ピカソ美術館で「ゲルニカ」を見た事がある。その後特にピカソの絵を見に行った事はなかった。

2月4日彼女が突然いいだした。

彼女 「ねー、Kさん。ピカソ見に行こうよ!」

俺 「? はー?」

彼女 「ピカソの美術展をやるんだって」 どやー顔。

俺 「なるほど。でもどうせ小さい作品だけだろ。

 おれはゲルニカみたから、あれ以上の衝撃はもう来ないと思うけどな・・・」

彼女 「? 私は見てなーい! でも、いいじゃない。最近コロナで全然美術館行ってないでしょ!」

俺 「はいはい、分かりました。

 4日から開始なら、最初の週は混むだろうから、翌週だな」

彼女 「じゃあ、11日ね。やったー」

 

 

◆ピカソ鑑賞当日

 俺は読みたい本「Die with zero」があったので、久しぶりに電車で行く事にした。

伏見から京阪電車で淀屋橋駅で降りて、15分位西に散歩して、

15時に国立国際博物館に到着した。

俺 「土曜日・祝日なのにさほど人は多くないな」

彼女 「みんな祝日だから敬遠したのかもね。ゆっくり見れるね。やったー!」

結果、75分でピカソ、マティス、クレー、ジャコメッティを見た。

 

 

俺 「なんか小学生が描けそうやなー」  息子が小学生の時こんな感じのゆるーい絵を書いていたのを思い出した(笑)

彼女 「かわいいね! うふっ」

俺 「??」

 

マチス、クレー、ジャコメッティもあった。


 

その後、彼女が記念品を買うのに俺は45分待っていて、17時に美術館をでた。

 

 

◆うどん屋おそるべし!

 美術館から淀屋橋駅まで散歩していたら、道を間違ったようだ。

彼女 「寒いくなってきたねー。あとどの位?」

俺 「多分15分位かな?」

彼女 「お腹空いてきたね」

俺 「じゃあ、途中でモスバーガーでも食うか?」

彼女 「モスバーガーは最近食べたからいい。以前行ったうどん屋さんは近いの?」

俺 「あー、Tか。近くに1軒あるみたいやから、そこで食べて行こうか」

彼女 「うれしー! キャピ」

 

高級うどん屋Tの北新地の店舗を見つけ、地下の入口に行ってみたら、

17時25分で入口の外には既に15人位のお客が並んでいた。入口の内側にも4, 5人の客が!

 

俺 「なんか30分位かかりそうだな、どうする?」

彼女 「大丈夫、待つよ。久しぶりにTのうどんを食べたいし」

この後、結局席に座れたのは19:10だった。

俺 「うどん屋で105分も待たされたのは初体験かも・・・」

彼女 「そうね、変だよね?」

 

カウンター席に通されたら、8人席に2人しか座っていなかった??

着席し、すぐタブレットで注文し、10分後にうどんが来た。俺は「天ぷらうどん+きつねうどん+玉子あんかけうどん」が同時に食べられる「うどん三昧」にした。

彼女は季節限定の博多もつ鍋うどんだ。

空腹のピークだったので、うどんはとても旨かった!

 

しかし、105分は納得いかないので、料金精算時にレジで店員さんに聞いてみた。

俺 「カウンター席は何時から使用するんですか?」

店員 「?? ずっと使用していますが?」

俺 「我々がカウンター席に通された時、6席空いてたよね? その前に105分も待たされていたのに!」

店員 「・・・」 着物を着た40代の女性店員は、無言だった。

俺 「だって!」

彼女 「変だねー?」

 

勿論、我々の後ろにはまだ10人以上の客が並んでいた。

彼女 「お客様を長時間待たせている事は気にならないだ??」

俺 「そうだな、店員は一度も外で並んでいる客を見に来なかったし。店内で席に通された時も、全く『長時間、すみませんでした』的な素振りもなかったしな?」

 

高級うどん屋T、恐るべし!

この店舗には二度と行かないだろう。

 

空腹を満たされた後に見た土佐堀川の夜景は綺麗だった(笑)