5日、俺は久しぶりにランチにスシローに行った。

 

◆背景

 色々自炊すると手間がかかるので、肉と野菜を焼いて食べるのが主体となり、魚が少ない。

2年前位から週に1回位は魚を重点的に食べる日を作る為に回転寿司に行く事にした。

当初は、スシロー→くら寿司→はま寿司と毎週順番に行っていた。

半年位前に彼女が突然いいだした

彼女 「Kさん、大変! 『ゲノム魚』を使っているんだって!」

俺 「なに? それ」

彼女 「くら寿司とスシローが遺伝子組み換え技術で魚を養殖してるんだって」

俺 「ふーん。すごいな!」

彼女 「私は嫌だよ。これからははま寿司しか行かないからね、ふんっ」  彼女は川口春奈のファンだ。

こうして彼女ははま寿司しか行かないようになり、俺は一人の時はくら寿司に行き、スシローへは行かないようになった。

 

 

◆フードテロのニュース

 今週テレビで何度も「高校生のいたずら動画でスシローの株価が激減し160億円の損害がでた!!」というニュースが流れていた。

4日(土)に俺が提案した。

俺 「テレビのニュースで見たぞ。スシローが潰れたら困るから、その前にもう一度食べに行こうか?」

彼女 「今日は恵方巻き作るから、ダメ!」

こうして、土曜のランチは「お手製の恵方巻」

と、

スーパーで買った「トムヤムクン・ラーメン」になった。

 

俺 「恵方巻はマヨネーズが合うなー。旨い!」

彼女 「でしょー!」

俺 「トムヤム ラーメンはタイのお店で食べたみたいで、めっちゃ美味いでー!」

彼女 「だろー、どやー!!」

俺 「でもスシローも食べておきたいなー。じゃあ明日のランチにする?」

彼女 「そんなに食べたいならいいけど。私は寿司は食べないからね!」

俺 「じゃあ、日曜の11:30にアプリで予約するでー」

彼女 「お客は少ないだろうから、予約無しでもいいかもよ」

 

 

◆意外なスシロー

 5日11時半最寄りのスシロー伏見店に行った。今迄なら土・日の11時半には10人以上は並んでいたが、スシローに着いたら誰も並んでいる客は無かった。

俺 「日曜のランチに並んでいる人がいないなんて、やっぱり相当ヤバイな!」

彼女 「そうね・・・」

 

受付機械に予約番号を入れたら「55番」の席が印字された紙が出てきた。5列のレーンの真ん中で、手前から2番目の席だった。

俺 「ガラガラかと思ったら、意外とお客さん来てるみたいやなー」 

周囲を見渡すと7割位の席が埋まっていた。

彼女 「『#スシローを救いたい』とかが話題になっているんだって」

俺 「なるほど」

彼女 「でもスタートに一番近い席がよかったのになー!」

俺 「どうして?」

彼女 「ここだと、自分の席に来る迄に半周かかるから、レーンに回っている間に子供にいたずらされるかも知れないでしょ」

俺 「ふーん、注文した皿しか回らないみたいだよ」

彼女 「でも注文した皿が自分の席に来るまでにいたずらできるじゃない・・・」

従来に比べ回っている皿が少ないと感じられた。

俺 「まあな。醤油は、要求すれば席に置いてあるものを全部交換してくれるんだった」

彼女 「いいよ。私は今日は醤油は使わないから」

俺 「??」

彼女 「小分けされた塩があるからそれでいい!」

俺 「そうですか・・・」


こうして、スシローでの注文が始まった。彼女は茶わん蒸しや巻きずし、そしてラーメン等を中心に注文していた。俺はいつも通りに白身魚と貝系を中心に注文した。

 

10分後、彼女が異変を見つけた。

彼女 「今週の目玉商品の「うに手巻き」はもう売り切れになってるよ」

俺 「本当だ、早めに注文してよかったでー」

こうして二人で24皿を食べ終わった。

 

12時15分に我々が店を出る時には、5人位の客が並んでいた。

スシローはすぐには潰れなさそうだ。ハハ。