俺は2年半ぶりに海外旅行に行った。
◆30日
12時にタム島のリゾートをチェックアウトした後、ビーチで休憩して14時に本土に戻った。
今日の宿泊先はレガリア ゴールド ホテル。最上階にプールがあるので休憩した。
夕食はロブスターのあるシーフードレストラン Ngon Galleryへ行った。
コースは3つ;
1.無限コース:ロブスターが無制限で食べ放題&その他も食べ放題。150万VND/1人。
2.スぺシャルコース:ロブスターが半身とその他は食べ放題。100万VND/1人。
3.一般コース:ロブスター無し、その他は食べ放題。50万VND/1人。
勿論、我々は「無限コース」にチャレンジした。(笑)
このコースでは先ず「4種類の味付けのロブスター(伊勢海老)」が出てきて、それを食べ終わった後に「自分の好みの味付けのロブスターを無限に注文」できるそうだ。
最初に出てきたのは「ガーリックバター焼き」ロブスターだ。
彼女 「このロブスター美味しいね」
俺 「そうだね。でも大味だから、俺はクルマエビの方が旨いと思うな」
彼女 「ロブスターがいいの!
ずっと前から食べてみたかったしー。うふっ」
俺 「ふーん・・・」
次に出てきたのは「チリソース炒め」ロブスターだ。
俺 「俺はこの味が一番いいかも」
彼女 「そうね。悪くはないよね」
3番目に出てきたの「焼きそば風」ロブスターだ。
彼女 「すごいねー。
でも、この箸必要なのかな??」
俺 「そだねー。
これはパフォーマンス的にはよいけど、味はイマイチ合ってないかも」
彼女 「そうかも・・・」
4番目に出てきたのは「チーズ焼き」ロブスターだ。
彼女 「味はまあまあ良いけど、チーズの味が強く出て
ロブスターの味がかすんでしまっているよね」
俺 「そうかも。
次は自由に頼めるけど、どの味付けにする?」
彼女 「私はガーリックバター味が一番いいと思う」
俺 「そうか、じゃあ、それを頼んでみようか」
彼女 「初めてのロブスターなんだから。もっと食べるでー!!」
俺 「俺は29年前に宮古島で乗ったダイビング船が沈没した時に、
お詫びにホテルの伊勢海老&和牛ステーキが無料になり3日間食べ続けたから、
あれ以来伊勢海老に興味が無くなったけどなー。ハハハ」
この後、彼女は次々とガーリックバター味のロブスターを注文した。
俺はガーリックバター味とチリソース味のロブスター交互に注文してみた。
俺 「俺はもうそろそろ限界かも。結局3.5匹分を食べたな。
もう一生伊勢海老は食べたくないわ」
彼女 「えー、私はまだいけるよ。もう1皿頼んでもいい?」
俺 「食べ放題なんだから、勿論いいけど。
大丈夫か?」
彼女 「ロブスター美味しいね」
俺 「(ウエイトレスに)じゃあ、ガーリックバター味のロブスター半身を1つお願いします。
彼女 「いいえ。2つで!」
その後、ウエイトレスは次のロブスターを持ってきて俺の前に置いた。俺がその皿を彼女の前に置きなおしたら、ウエイトレスは驚いていた。
ウエイトレス 「デザートにプリンやアイスクリームもありますよ」
俺 「もう満腹したからデザートは要らないわ」
彼女 「デザートは要らないから、もう一皿ロブスターをお願いします」
ウエイトレス 「・・・(絶句)」
俺 「おいおい、本当に大丈夫か?」
彼女 「まあね。もうそろそろ、いいかも」
俺 「結局何匹食べた?」
彼女 「計5匹かな。
今コーラを飲んだら、まだロブスターを1匹位は食べれるかもよ。うふっ」
俺 「・・・(絶句)」 (彼女は瘦せの大食いだ)
こうして、我々はベトナムのロブスター(伊勢海老)を堪能した。
◆31日
日中は彼女の要望でお土産を買いながら、市内を散歩。
日本人がやっている Kissa Souvenir の雑貨が彼女は気に入ったようだ。
ベトナムはバイク天国だとは聞いていたが、犬もバイクに乗っているのは驚いた。
17時にレガリアホテル(一応5星)で荷物を受取り、コンシェルジュ(20代、男性)に空港へのタクシー手配を依頼した。
俺 「空港へタクシーで移動するのは、定額35万円でいいんだよね」
コンシェルジュ 「はいそうです」
俺 「ホテルの前に列を作っているタクシー達に、ベトナム語でそう説明してくれますか」
コンシェルジュ 「彼らは定額制を嫌がるので、難しいと思います」
俺 「ほー。じゃあ、どうすればいいの?」
コンシェルジュ 「ホテルの車を用意しますから、5分待って下さいますか」(モミ手してる)
俺 「了解。定額35万VNDでいいんだよね?」
コンシェルジュ 「はい、大丈夫です」
15分後に来た車はシルバーの三菱のSUVで、ホテルの名前がどこにも書いていなかった。
ドライバーは私服のおばさん(50才前後)で英語は全く話せない。
ドライバー 「!&%$$(スマホを差し出してGoogle翻訳の画面に韓国語が表示されていた)」
俺 「ノー コリア。イングリッシュ プリーズ」
ドライバー 「!&%$$(再度スマホを差し出してGoogle翻訳の画面に英語で『国際線乗り場?』と表示されていた)」
俺 「いいえ、国内線乗り場でお願いします」
ドライバー 「OK」
彼女 「大丈夫なのかな?」
俺 「明らかにあのコンシェルジュの身内の人だろな。母親かも」
彼女 「どうして分かるの?」
俺 「留学時代の同級生U(日本人、男性、20代後半)と2.5年前にタイのアユタヤへ旅行した時に、チェンマイ行きのバスが満席で乗れなかった。
その時市営のバスセンターで代案を相談したら、市の職員(女性、40代後半)に紹介された白タクシーで無事移動ができた。
そのドライバー兄弟(20才前後)に聞いたら、
『市の職員は自分達の母親で、今迄何度も白タクシーをやって、儲けたお金でこのトヨタSUVを買ったんだー』
と言ってドヤ顔してた」
彼女 「ふーん」
こうして我々は空港のあるカムランへ45分間の白タク移動をする事になった。