4月20日から俺は配送ドライバーのアルバイトをする事にした。

 

 

◆整形外科で診察1:

21日(木)朝、左膝はまだ痛くてうまく曲がらない。

最寄りの総合病院に行き整形外科で診察を申し込んだ。コロナ前に比べると受診者の数は半分以下のようだ。

 

受付職員 「すみませんが本日は院長が出張の為整形外科の外来は休診となります。

    予約の方には既にご連絡してあるのですが...」

俺  「えー。じゃあ、外科でもいいので、痛み止めの注射をうってもらう事は可能ですか?」

受付職員 「確認しますので、少々お待ちください」

 

5分後に外科の看護師がやってきた。

看護士A 「どのような症状ですか?」

俺  「左膝が痛くて曲がりません。外科で診察してもらいリンデロンとかの痛み止めの注射を打って

   もらう事は可能ですか?」

看護士A 「医師に確認してみますので、お待ちください」

 

5分後に整形外科の看護師がやってきた。

看護士B 「では整形外科の先生に診察してもらいますので6番窓口に来て下さい」

俺  「えっ、整形外科の先生は不在じゃないの??」

看護士B 「いいえ。外来は休診ですが、手術の医師はいますので」

俺  「そうですか。調整ありがとうございます」

 

6番に入ると50才代後半の男性I医師からいきなり質問された。

I医師 「お仕事はデスクワークですか、或いは体を動かす系ですか?」

俺  「1月迄はデスクワークでした。4月からは力仕事系を始めました」

I医師 「そうですか。左膝の痛みは初めてですか?

俺  「左膝は今回初めてですが、右膝は2007年に半月板の手術を受けました」

I医師 「半月板ですか、それは亀裂なのか部分的な損傷なのか?どちらですか?」

俺  「分かりません。実は手術を受けたのは上海の病院だったので、中国語の通訳者が付いてくれ

    たのですが、ただ『半月板が悪い』としか聞いていません」

I医師 「なるほど。上海ねー。じゃあ。まずレントゲンで骨を見てみましょう」

 

看護士Bに案内され俺はレントゲン撮影をした。

I医師 「骨に異常は無いですね」

俺  「明日から仕事に戻りたいので、痛み止めの注射を打ってもらう事は可能ですか?」

I医師 「原因が分からないので、痛み止めの注射は打てませんね」

俺  「じゃあ、MRIかCTで検査はできますか?」

I医師 「MRIは明日11時に予約を入れたので、撮影を受けて下さい」

俺  「分かりました。結果はいつ分かりますか?」

I医師 「私の次の診察は月曜日なので、予約は11時半なら取れます」

俺  「それまで対応の方法はありますか?」

I医師 「潤滑作用の注射を打つ事はできますよ」

俺  「じゃあそれをお願いします。

 

帰宅後、配送会社T社のY社長にメールで連絡した。

俺  「本日病院で診察を受けました。明日MRIを撮影し、月曜日昼頃に結果が判明します。

   しばらく研修は延期とさせてください。

   ご心配おかけしますが、宜しくお願いします」

Y社長「そうですか。では結果が判明したらすぐに教えて下さい。

    もしKさんがダメならば、次の人を急いで募集しないといけないので」

俺  「必ず復帰しますからもう少し待って下さい。宜しくお願いします」

 

 

翌日11時にMRIの撮影を終えた。

この頃には潤滑作用の注射の効果がでたのか、左膝は痛み無しに動くようになっていた。

 

 

◆整形外科で診察2

26日(月)11時半にI医師の診察を受けた。

I医師 「膝の痛みはどうですか?」

俺  「ほとんど痛みは無いです」

I医師 「やはりそうですか。注射の効果があったようですね。

   MRIの画像を見ると、内側の半月板が劣化していますね」

俺  「劣化?それは何が原因ですか?」

I医師 「加齢ですね。アジア人はこの半月板の内側がすり減るんですよ」

俺  「なるほど。その劣化の段階は?」

I医師 「まあ、中の下ですね。まだ手術等の治療が必要な程のダメージではないですね」

俺  「じゃあ、明日から仕事に戻っても大丈夫ですか!」

I医師 「61才の年齢ではこの劣化は平均的ですが、今後無理をするとドンドン悪くなりますよ。

   膝を丁寧に使うと長持ちします」

俺  「なるほど」

I医師 「もう年なんだから。無理しても根性で何かをやろうという考えは止めたほうがいいですよ」

俺  「いやいや、別に。無理して根性でやろうとは考えていませんが...。

   万が一、痛みが再発した時は、潤滑作用の注射はどれ位効果がありますか?」

I医師 「約1~2週間は効果があります。しかし無理はしないで下さいね」

俺  「勿論ですよ。ハハハ。ではお世話様です」

 

診察後すぐにY社長へメールで報告した。

俺  「お疲れ様です。

   診察終わりました。

 

   お願い事項です:

   明日から研修の再開をお願いします。

 

   痛みの原因は:

   加齢による半月板の劣化でした。

   程度は初級で、手術や特別な治療等が必要なレベルでは無いそうです。

 

   今後は:

   無理をしなければ大丈夫で、

   もし痛みがでたら、専用の潤滑剤を注射すれば効果があるそうです。

   (木曜日に1回この注射をしたので、今は痛みはありません)

 

   色々ご心配おかけしました。

   宜しくお願いします。」

 

Y社長 「了解しました。

   26. 27. 28. 29.と研修で大丈夫でしょうか」

俺  「調整ありがとうございます。

   26~29日の研修でお願いします。


   確認事項です:

   26日は雨が強いみたいなのでバイクは止め、車で行く事を検討しています。

   宜しくお願いします」

 

 

左膝がいつ再発するか分からないので対策の為、研修延期の5日間で「階段用3輪キャリー」をAmazonで取り寄せてみた。


自宅マンションの階段でも3輪キャリーに30kgの荷物を積んでをテストしてみた。

 

 

さて、これで上手く階段から左膝を守れるのだろうか??