午前中は曇りがちだった空が午後になり、
夏に逆戻りしたかのような京都・美山
真珠軽虎鳥撮日記管理人のKENです。
もうすぐ9月
秋の渡りの時期が近づいてきました
今年の夏は局地的な大雨があったりで
いつもの林道が通れるのかを確認するため
午後から登ってみました
数か所の落石はあるものの、
いつものポイントまでは無事到着
ジムニーじゃないと無理かな?
そこから約10分更に進むと
去年秋の渡りが終わってから見つけた
少し開けた尾根を目指します
少し広くなったところに車を止め、
20mほどの高台へ
一応、双眼鏡と100‐400を付けた
7Dm2を襷掛けで…
セミの鳴き声だけで鳥たちの姿は無し
山の上もまだ夏です
この場所は北~北東方向が開けていて
秋の渡りにはちょうどいい感じ
ただ、足場が良くなく
あまり身動きがとれません
渡りには、ここに三脚を据えて、
ここからこうして…と、イメージトレーニング
すると、急にヒヨドリが
けたたましく鳴きながら登場
何事?と思った瞬間
背後の山の尾根からクマタカが降ってきました
そして直線距離にして10m~20mほどの
枯木に着地
一瞬の出来事でカメラを構えるも
スイッチはオフのまま
オンにしてファインダーを覗くが真っ暗
レンズキャップを外して再び
ファインダーを覗いた時には
クマタカは谷下へ…
ショックをうけながら飛んで行った方向を
見ていると…
クマタカが旋回しながら上昇してきます
見つかってはいるでしょうけど、
一応木の陰に身を隠しシャッターを押します
そしてアイレベルぐらいまで上昇したとき…
バサッ!という大きな音とともに
頭上の木が揺れました
もしかして熊
頭の上なので5mぐらいしか離れてないはず
恐怖で身動きがとれません
すると、ピ~~ピ~~と
驚きの声
熊は熊でもクマタカの声です
バサッといったのは羽音のようです
目の前を飛ぶ親に向かって
餌をせがんでいるようです
クマタカだとはわかりましたが、
動くと飛びそうなので
今度は緊張で身動きがとれません
仕方がないのでそのままの姿勢で
親を撮り続けます
親は南東方向へ姿を消したので
ゆっくりと頭上へカメラを向けようとした時…
幼鳥も目の前を急降下し視界から
消えていきました
もちろん、写真には納められておりません
だって、数メートル先をクマタカが飛んだら
絶対無理ですって
でも、大きな羽・尾羽の綺麗な横縞
大興奮の数分間でした
今年の渡りも、楽しみが一つ増えました
本日も最後までご覧いただきましてありがとうございました