小学生のころ、ぼんやりと「警察犬の訓練士になりたい」と思っていた。今思えば名称が違うかもしれないが、とにかく犬には特別な感情を持っていた。

社会人になってからは、アフリカの子供たちを支援するNPOに寄付を続けていた。でも、結婚して子供ができると「寄付よりも家族のために使おう」と考え、寄付をやめた。そんな僕がまた寄付をしようと思ったのは、楽天ROOMを始めたことがきっかけだった。

寄付を再開しようと思ったきっかけ

楽天ROOMを始めて数か月が経ち、8月・9月の報酬がランクボーナスを含めて約5,000円ほどになった。これは、もし楽天ROOMをやっていなければなかった報酬。だからこそ、「このお金を何かに活かせないか?」と考えたんだ。

そんなとき、妻の母のことを思い出した。母は目が不自由で、一人では生活ができず、妻の姉と暮らしている。さらに、昔「警察犬の訓練士になりたい」と思っていた自分の気持ちを思い出したんだ。犬は本当に利口で、人を助ける力がある。そして、盲導犬を待っている人がたくさんいることを知った。

関西盲導犬協会を選んだのは、この2つの理由が大きい。加えて、最低寄付金額が500円からだったことも決め手の一つ。ROOMのキャッシュ報酬が5,000円あれば、10%寄付の目標を達成できる。それなら、自分に無理のない範囲で寄付を続けられると思った。

実際に寄付をしてみて思ったこと

正直なところ、楽天ROOMの報酬は簡単には増えない。最初は「20%、30%と寄付を増やしていきたい」と思っていたけれど、現実は甘くなかった。今のところ2回しか寄付ができていない。でも、12月・1月・2月の報酬を合わせて、3回目の寄付をする予定だ。

少額の寄付でも、盲導犬を待っている人の役に立てればいいなと思う。今後も継続していけるように、ROOMの運営をもっと工夫しながら頑張っていくつもり。

「寄付をしてほしい」とは思っていないけれど…

自分は昔から、赤い羽根募金の箱を見たら必ず入れるタイプだった。「誰かの役に立てばいいなぁ」という軽い気持ちで寄付をしていた。でも、楽天ROOMの寄付については、最初は「黙って寄付するつもり」だった。

ただ、考え方が変わった。「知ってもらうことで、何かが変わるかもしれない」と思い、ROOMやXのプロフィールに『報酬の10%を寄付している』と記載することにした。

寄付をするかしないかは、それぞれの考え方があると思う。だから「みんなも寄付してほしい!」とは思っていない。でも、僕の行動を知ったことで、「盲導犬ってどんな存在なんだろう?」と興味を持ってくれる人がいたら、それだけで意味があるのかもしれない。