根洗いとは?

野草等を鉢で2~3年以上育てると根が回り、鉢から抜いても崩れなくなります。

崩れなくなったものを鉢から抜いて、平らな陶器や石、浅い水盤などの上に飾った状態の植物です。

鉢植えとは一味違う風景のあるものとなり、植え替えも必要なくなります。




古くなった根は枯れて腐植質になり、新しい根が年ごとに再生されます。

例えば、浅い鉢に植えた植物の根が回るまで数年育て、鉢から抜いて根の回りに苔が生えてきてやがて、根の全体を包み込んでいきます。

ただし、根洗いを作るには、時間がかかります。



(ゴヨウマツの根洗い)


根洗いの管理
日当たりに自生している草は日当たり、日陰のものは日陰で管理します。

水やりは、他の鉢植えと同じようにジョウロ、またはホースで水を与えます。
尚、栽培するときの器は深さ1㎝以下の浅皿や陶器板などで、水が溜まらないようにします。

肥料は、春から秋までの間に4~6回ほど、固形肥料を置いて施します。

◆根洗いは、出来上がるまで数年かかります。早く作る方法もありますが、時間をかけて作るのも楽しめるのではないでしょうか。