先日、バラの原種のおはなしをした中で、現在の主要となると栽培のバラ系統に関わってきた野生種が、7種から8種類あるという事を書きました。
そこで、その関わってきた野生種のバラを紹介していきたいと思います。
そこで、その関わってきた野生種のバラを紹介していきたいと思います。
まず始めに紹介するのが、①ロサ.ガリカ(R.gallica)です。
ロサ.ガリカは!ヨーロッパで紀元前から栽培されている最も基本となる野生種です。
このバラは、ヨーロッパ中西部から西アジアにかけて分布しています。
ロサ.ダマスセナという品種の親としての存在とされます。
この種を基に数多くの品種がヨーロッパで育成されました。いわゆる
オールドローズの1品種群(ガリカ系統)です。
(ロサ.ガリカ)
◉種名のガリカは、フランス地域の古い呼び名で「ガリア」から由来しています。その事から、本種はフレンチローズと呼ばれます。
変種のオフィシナリス(R.gallica var.officinalis)は「薬剤師のバラ」(Apothecary's Rose)と呼ばれ、13世紀から18世紀にパリの南郊外プロヴァンで、香料用に生産されていました。
本種には白の絞り斑(ふ)の入る品種で、バーシカラー(R.gallica.f.versicolor)もあります。
(ロサ.ガリカ.バーシカラー)