同じこと考える人、いるんだ。
彼は格闘家。
武道家と言った方がいいのか。
どちらにせよ俺には『巨でぶ』にしか見えん。
全身筋肉の恵まれた体の割に穏やかな顔。
目だけ見れば、気弱そうにすら見える。
そうなってしまったんだろな。
「やっと薬を飲まないでも眠れる様になりました」
?
え。そうなの?
「離婚で参っちゃって」
「生きててもしょうがないって、毎日思ってました」
「仕事をしてる時とジムにいる時は考えないで済んだから」
(こーゆー状況の人とスパーリングしたくねえ)
「周りが、様子がおかしからって病院行かされて」
「鬱病の診断ですよ」
「毎日、死にたかったですね」
すんげえ解る。
これほど体を鍛え闘うことに特化させた人でも、精神は別なんだなぁ。
んー。
結局男ってさ。自分を責めるのかね。
「あたしは悪くない」
って声が聞こえて来るよ。
でもな、
世の中の全女、
お前ら、悪いかんな。
何があろうと、少なくとも『その事象の50%』は、自分のせいだからな。
同じこと、考えるもんなのかな。
けどさ、
そう考えると、
俺が考え続けたことは、特別なことじゃなかったのかもな。
それにさ。
誰でもが(これを読んでる普通の人達)成り得ることなんだよな。
『脳みそをいじった』からか(多分そうだろう)、
自分のことを整理して考える。られる様になった。
俺に起きたことは「当たり前のこと」じゃない。
父子家庭になったいきさつ、その暮らしの中で(全く及ばずながら)俺が努力したこと。その結果(?)引き起こされたいくつかのこと。
それら全部は決して、当たり前のことなんかじゃない。
けど、
それで起きた俺の精神と身体の変調は、当たり前のことだったのかも。
なるほどね。
