冬の嵐の夜の海で、船が難破沈没する。
船乗りの一人が必死に岬まで泳ぎ、崖の上の灯台に助けを求めによじ登る。
やっとの思いで灯台に辿り着き、窓から中を覗くと、
暖かな光の中、灯台守の父と母、小さな女の子が楽しげに食事をしているのが見える。
外の嵐に比べてなんと幸せな光景だろう。
自分が今、この窓を叩いたならこの団欒を壊してしまう。
次の高波が去った時、船乗りの姿は無かった。
これ何て話しだっけ?
『O・ヘンリー』だっけか?
子供の頃に読んだ話でタイトルとか覚えてないんだよな。
まぁ、つまり。
『ひとりもの』ってぇのは、こういうことだ。
LINEを送るにしても、
電話をかけるにしても、
そちらの状況を考え、空気を読んで。だ。
わかる?
伝わるかな?
「全然伝わって来ない」
ですよね。
