「ちりちりちりちり・・・」
オリーブオイルを熱した鍋へ瓶詰めの『刻みガーリック』をスプーンで「ぼとん。」
うーんん。
いい音っ。
いい香り。
どっかこの香りでパフューム作らないかね?『ナイト・アット・ガーリック』とか名前付けて。
・・・作んねーよっ。
ドラキュラ除けかよっ。
十字架に「しゅっしゅっ」かよ?
寝る前に首筋にひと吹き。安心してお休みになれます。てか? かぶれるわっ。
ただでさえ俺ん家はここんとこ『にんにくくさい』
寝室ですらくさいいー
無い。
無ーい。
無い無い無い無い無いっ。
シャウエッセンが無い。
あんなに二袋も「ずっこんばっちん」切って入れたのに。
いやそれ単に野菜多過ぎなだけ。
体にいいからいんじゃね?
やだ。
「しゃくしゃく」とした野菜の食感の中にだな「ぶにゅ」としたソーセージの、べっちょりとした食感が。
スーパーでシャウエッセンなう。
彼女宛てにLINE。
間髪入れずに、
「シャウエッセン買い過ぎじゃない?」
(そーゆーことゆーか)
「毎日買ってるじゃない」
(買ってねーよっ)
「鶏肉にすれば?」
(ふむ。検討に値する課題では、あるな)
で、
鍋でガーリックと一緒に軽く焦げ目が付くくらい炒めてだな。
だな。
だな・・
だぁーっ。
火があー
火が付いたぁーっ。
ん?
これ。
フランベじゃん。
シェフじゃん。
本格的じゃん?
鍋のフタ開ける「ぼぅっ」
閉める「ちりちりちり・・」
「ぼうっ」
「ちりちり」
「ぼうっ」
・・・・・
あはははは。おもしれー
焦げた。
ま、いっか。
なんかこのまま食べても美味そうだ。
ビールに良く合う『チキンガーリックソテー』だ。
画像送っちゃろ。
「そんなにきっちり焼かなくてもいいんだよ」
(ですよね)
鍋に「ぼーん」
ぐつぐつぐつ・・
で。
け。
た。
おう。これこれこれ。
セロリの香りが抑えられて、いい感じに鶏の脂が浮いて。
二度の改造を経て完成。
『なんだかわからないトマト色の野菜と鶏スープ』
ものすごく体に良さそうだ。
同じものをもう一回作れ。と言われても無理だ。
で、
だな。
思ったんだけどさ。
これに牛ブロック肉をそのまんま放り込んどいて、スープを食べる度に火にかけるだろ? 具が無くなる頃には『いい感じに煮込まれてる』んじゃないか?
ひょっとして俺って、
甜菜じゃね?
やらんけど。
