こんばんは。

 

前回、ドゴール大統領が、「核の傘」という概念を否定していた点についてお話致しました。

 

ドゴールは、自身の回顧録の中で、米国のアイゼンハワー大統領に次のように述べたと

記述しています。

 

   ドワイト・D・アイゼンハワー - Wikipedia

 

「仮に、ロシアが我々を攻撃した場合、我々と米国は同盟国であるが、

こうした紛争を仮定する上でも、我々は自身の運命を自身の手の中におくことを望む」

 

「東西間の紛争が勃発した場合、米国は敵の領土を壊滅させる手段を持っているが、

敵も米国の領土を粉砕する手段を保持している」

 

「我々フランスとしては、米国の領土が直接攻撃を受けない限り、米国が自身の頭上に

死が降りかかる戦争を始めることに確信が持ていない」

 

さらに、61年のケネディ米大統領との会談でも、

 

「米国が核によって反撃した場合、敵対者は壊滅するだろうが、米国にも同様の事態が

もたらされる。こうした結果は人間の本性と矛盾する」

 

「それゆえ、米国が欧州防衛のために、核使用するのかという点について、

いかなる確信も持てないのは当然である」

 

と述べております。

  

 ケネディ大統領の逸話と暗殺の真相!奇妙過ぎるリンカーンとの一致も ...

 

たとえ同盟国であっても、核使用という、「相互破壊」に結びつく行動を

他国のためにする訳がない、と述べている訳であります。

 

ただ、この時のドゴールのトーンは、米国を責めている訳ではなく、

国家として当然という、リアリズムに基づくものでありました。

  

シャルル・ド・ゴールの名言20選|心に響く言葉 | LIVE THE WAY