今度はADIVA（アディバ）のAD Treです。
フロント2輪・リア1輪で屋根付きです。
アディバ自体はイタリアのメーカーなんですが、作ってるのは台湾工場、しかもエンジンはキムコのエキサイティング200iのエンジンとのこと。事実上台湾製なので、ある意味というか、むしろ安心です。
2輪のADシリーズ同様に屋根は開閉可能で、リアトランク内に収納可能です。フロントスクリーンは2輪シリーズに比べ、かなりでかくなりました。GIVIのワイドスクリーンがさらに広くなった感じです。雨対策は万全ですが、夏は暑そうです（苦笑）。
メーターは・・・別に特記するアレでもないですかね。
欧州仕様はハンドルポストの真ん中にパーキングロックのレバーが付くらしいんですが、「某M◯3なんかだとコレが実はトラブルのタネでして、日本仕様はオプション扱いにする予定です」とのことでした。車体が完全に停止する前にロックしようとして壊す方が多いそうです。そういやジャ◯ロ系でも多いわ、そういうの。
フロントトランクが意外に広く、コレは便利そうです。
右のスイッチボックスのキルスイッチの位置に付いてるスイッチは、本来は温風ヒーター（あるいはラジエータ強制冷却？）用スイッチらしいのですが、日本仕様では省略されるそうです。
っても「なんか後付けの機器のオンオフに使えるように」スイッチ自体は結線されずに残される予定だそうです。
実際手元と足元に温風取出口（という名目のラジエータを通過した後の空気の排出口）があり、手元は開閉できるんですが足元のほうは開きっ放しなので、夏場はけっこう暑いかも。
で、試乗した感想ですが。
屋根のお陰で重心自体は高めの位置にあるんですが、フロントの構造のせいなんでしょうが倒し込みが重い。
で、倒し込むとフワッと倒れ込んで、ある角度でガシッと決まってそれ以上倒れないというか・・・。上手く表現できませんが、まぁ要するにジャ◯ロキャノピーと同じ乗り方ですね、求められるのは。
一気に寝かせて（倒して）寝かし始めると同時にアクセルを多めに開ければ上手く曲がれます。
あと、えらくアンダーステアです。コレはしょうがないと思うけど。
「最初は戸惑うかもしれませんけど、ちょっと乗れば慣れますよ」って営業マンが言ってましたが、確かに20kmくらい走れば慣れられそうな気はします。
二人乗りもそんなに窮屈でもないんで、街乗り用にはいいと思います。写真撮り忘れたけどトランク広いし、雨降ってきてもかなり安心だし。奥さん・彼女と二人で買い物に出掛けるとかってシチュエーションならかなりいいんじゃないですかね。
でも200ccなんで高速使うにはどうかな。空気抵抗絶対でかいし。
東京モーターサイクルショーでご覧になった方も多いかと思いますこの車両、来月末辺りからデリバリー開始出来るようになったそうで、現在絶賛予約受付中です。ただ予約がかなり入ってるようで、今ご注文頂いてもお届けできるのは8月以降になりそうとのことです。
また、「注文入った分は必ず作ります！」とのこと、逆に言えば余計な在庫は作らないってことでしょうから、店頭にゃそんなに並ばないんじゃないでしょうかね。
お値段は￥728,000（車両本体税込）ですんで、ご興味のある方はお問い合わせください。
上手くスケジュールが合えば試乗できるかもしれませんので。