2018年2月21日に亡くなった大杉漣さんの最初で最後のプロデュース作品にして最後の主演作となった映画『教誨師』。
やっと見ることができました。
昨年夏、有楽町でこのポスターを目にした時から
観たい映画のひとつでした。
ほぼほぼ、刑務所の面会室でストーリーは静かに進行していきます。
僕自身、若い頃、劇団に所属していたので
小劇場の舞台を観ているようで懐かしい空気感を感じていました。
死刑囚に道徳を教え救済を与える民間の牧師である「教誨師」と一
癖も二癖もあるワケありの死刑囚を通し、様々な問題提起を問いか
けてくる作品です。
出演者の吐息まで聞こえてくるほどの距離感を感じる
素晴らしい作品でした。