5/29のTBS「好きか嫌いか言う時間SP」で、ゴミ屋敷に住む人たちを紹介していました。

紹介されていた人たちの家は、いづれも足の踏み場もないゴミで埋まっていて、通常の生活が出来ないような状態です。

 

その中で紹介されていた46歳の女性は、3年前に父親を亡くしたことがキッカケで引きこもり状態となり、無気力状態が続いて20年間勤務していた会社も辞めてしまって、貧困生活を送っていました。

ゴミを出さなくなったキッカケは、ゴミの出し方で近所の住民から注意され、それからゴミを出すのが怖くなって、家の中にゴミを溜めるようになったとのことでした。

 

次に紹介された55歳の男性は、3階建ての住居に住んでいましたが、車庫も含めて家中がゴミで埋まっている状態でした。

その家に、ブラマヨ吉田とりゅうちぇるが出向いて、清掃会社の人たちや同じようなゴミ屋敷に住んでる人たちの力も借りて、大片付けを始めます。

途中でブラマヨ吉田が、この男性に生い立ちなどを聞き出すと、中学生の頃は写真が好きでゴミ屋敷に住んでるにも関わらず、撮った写真はキレイにアルバムに整理していました。

でも写真が好きでカメラマンになりたかったという夢は、一眼レフを買うだけのお金がなくて諦め、それからは何事も長続きしない性格になったとのことでした。

その結果、男性は高校卒業後8度も転職を繰り返しますが、5年前にキレイ好きだった父親が亡くなり、一人だけ実家に残された男性は片付けが出来なくなったとのことでした。

この男性を救ったのが今の職場の同僚で、この男性の臭いが酷くてお客様からのクレームが入っているために男性に会社を退職させようと一瞬考えたが、職場の人たちは男性の人柄を評価していて、これをキッカケに男性を立ち直らせようとして、番組に応募したのでした。

それから皆でゴミ袋500袋分のゴミを運び出し、無事に大片付けは終わりました。

その2週間後にまた男性の家を訪ねましたが、ちゃんとキレイな状態が保たれていて、ゴミ出しカレンダーも壁に貼っていて、また男性自身も性格が少し明るく元気になっていたのです。

今後もこの状態を保つことを強く誓い、大片付けをしてくれた人たちに感謝の気持ちを表していました。

 

このように、住居がゴミ屋敷状態になってしまう人たちは、何かキッカケがあります。

その理由を理解しないまま「他の人の迷惑になるから片付けて」と言っても、本人が行動を起こせない原因を解決していないので、なかなか難しいものがあります。

そしてやはり、本人のことを親身に心配してくれる人の存在が必要で、そういう人たちの後押しがあって、ようやく本人自身が立ち直れると思います。