ポーのアナベル・リー
(かなり長いです。。)
自分が丹精に想いを込めてしたためたラブレター。
仮にどんなうまく書けたとして、それを相手以外の
人に見せたくはないでしょう。
少なくても僕はそうです。
まるで自分の大事なアソコをみんなに見せる
ような感じがするから。。
*
エドガー・アラン・ポー
アメリカの作家で、彼の代表作で史上初の推理小説と
いわれる「モルグ街の殺人」や「赤死病の仮面」などの
怪奇・幻想小説で知られています。
(ちなみに、江戸川乱歩というペンネームは彼の名前の
もじりであることは有名ですね。)
さらにポーは、すぐれた詩人でもありました。
そんな彼の「アナベル・リー」と呼ばれる作品が僕は
大好きなんです。
*
アナベル・リー
幾年か昔のことであった。
海沿いの王領に
アナベル・リーと呼ばれる名前で
人の知る乙女の住んでいたのは、
そしてこの乙女の望みは私を愛し愛されること
のみであった
海沿いの王領に
私も童、彼女も童。
けれど、二人は愛にも優る愛で愛し合っていた。
私とアナベル・リーは、
空に舞う至上天使さえ
彼女と私を羨んでいたほどに。
その昔
この海沿いの王領で、
ある夜、雲から風が吹き降りて
美わしアナベル・リーを冷やしたのは、それ故か。
高貴のやから訪れて
彼女を私から奪い去った。
この海沿いの王領の
墓にいれんとて。
天上の幸及ばぬ天使らは
彼女と私を羨んでたち去った。
そう、まさにそれ故であった(海沿いの王領で
誰ものこらず知っているが)
雲から風が吹き降りて
アナベル・リーを凍えさせた
しかし私達の愛は、私達より年上の人の愛よりも
私達より賢しい人の愛よりも、
はるかに強かった。
み天の天使
海の底の悪魔さえ
決して私の魂を、美わしのアナベル・リーから
裂き得まい
というのは、月照ればあわれ
美わしのアナベル・リーは私の夢に入る。
また星輝けば
私に、美わしのアナベル・リーの瞳が見える。
ああ、夜、私のすべて、愛する人よ、恋人よ、
私の命、私の花嫁のそばに寄り添う。
海沿いのお墓
波の音(ね)届く彼女の墓で
(阿部保氏の訳をベースに、手を加えています。)
*
一般にポーに先立って若くして亡くなった最愛の女性を
歌ったものといわれています。
そして、この詩はポーの死後二日後に発表されました。
多分この詩は、ポーにとっては思い入れが強くて、公開
することは、自分のキン○○を見せる思いがしたのだと
僕は思っています。
*
さて、この詩への想いが大きくなった僕は、原文で読んで
みたくなって、学生の頃に図書館で必死に探したものでした。
今は便利にネットに公開されていて、それがこちらです↓
Annabel Lee
http://www.online-literature.com/poe/576/
英詩というのは、韻を踏んでナンボというか、素晴らしい
ポエムは言い回しが美しいです。
そこで恒例のユーチューブで、この詩を読んでいるものを
探してみました。
検索したら、いくつかヒットしましたが、このナレーター
が読んでいるのが、僕は最高だと思います。
Annabel Lee(※音がでます)
http://jp.youtube.com/watch?v=twVHHBFZOdI
映像はどうでも(?)いいので、よかったら原文を追いながら
静かにナレーターの声に耳を傾けてみて下さい。
*
ちなみに、僕はこの詩を暗記しているので、(暇ね)
どなたかご希望があれば、耳元で暗唱して差し上げマス。
女性限定です。
