【小説】重松清『とんび』 | 映画と読書とタイガースと

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昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう―。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。

とんび

著者/訳者名 重松清/著
出版社名 角川書店(ISBN:978-4-04-364607-4)
発行年月 2011年10月
サイズ 420P 15cm
価格 660円(税込)


日曜劇場『とんび』の原作。

ドラマは私も毎週日曜日観てました そして泣いてました

重松清さんの小説は、「流星ワゴン 」や「その日のまえに」など
温かくて優しい作品が多いので大好き

本作もとても温かい親子愛(親バカぶり)が描かれてましたよ


私は、「息子として」と「親として」の両方で共感できました

(だって、息子の嫁が7つ上で名前までうちの妻と同じって・・・


そして、ヤスやアキラを諭す海雲和尚の言葉が胸にしみます

(ヤスがアキラにいう言葉もいいのんあるけどね~)


ちなみに、ドラマは原作をうまく脚色しており、
原作の空気感そのままで、そこにより感動出来るシーンを追加した感じ

どちらも良作でオススメです