4月に入りましたね!先週、皆さんのブログへお邪魔したら
綺麗な桜の写真が、たくさんUPされていて
改めて、春が来たんだな~って実感しました♪
僕の住む福岡にも、「桧原桜」という名所があるんですけど
その桜には、次のような秘話があるんです
元々、桧原桜というのは
桧原という地区の、狭い道路沿いに生えていた
十本足らずの桜並木だったんですが
もう老木だったこともあり、伐採して、その土地の上に
道路拡張の公共事業が始まる計画が決まっていたんです
しかし、近隣に住む誰かが
桜が切られることを惜しむ気持ちを込めた短歌を色紙に書き
枝へ吊したことから
この桜のことが、心ある人々の知るところとなって
助命運動が起こり、紆余曲折を経て
ついには行政を動かし、工事の見直しがなされ
拡張される道路脇に公園を作って
その中で、桧原桜は存続することとなったんです
日本人の儚い桜を愛する想いって、こんなにも強いんですね
僕はこの桧原桜に、今まで何度か訪れました
ある時は、人生の岐路に立たされていた春
深夜に急に思い立って、バイクで桜を見に行ったんですが
4車線×2車線へと拡張された交差点の脇に
ひっそりとたたずむ公園で
街路灯に照らされて、8本の桜木は咲いていました
運命に翻弄されながらも
与えられた場所で健気に咲くその姿に、慰められました
またある時は、仕事の途中に車で通りかかった春
もう桜は終わりの季節で、風に飛ばされた桧原桜の花びらが
交差点のあちこちに、たくさん散り落ちていました
花びらは、行き交う車のタイヤに踏まれ
車が走り去るたび、その風圧で
道路上から、ひらひらと舞い上がっては路面に落ち
ひらひらと舞い上がっては落ちを、幾度も繰り返していました
穏やかな陽射しと排気ガスの中で、舞い踊る花びらたちは
美しくも、とても切なかったです
果たして桧原桜は幸せでしょうか
それは、花びらを散らした枝に芽吹く
鮮やかな葉桜が答えですよね
また来年も花開こうと、準備をしているのですから
何てことを書いてたら、無性に桧原桜が見たくなりました~
久しぶりに訪れてみようかな
![桜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/095.gif)