元祖 カラオケ大好き!
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※管理画面に突然入れなくなったので新たにアカウントをつくりました。


自然界で生きる動物たちは、常に死の危険にさらされています。

食べ物を探すことも、敵から身を守ることも、生き残るための行動です。

原始時代の人間も、同じような環境で暮らしていました。

一つの判断ミスが、命を失うことにつながる世界です。

そのような環境を生き抜いてきた人間の性質は、現代の私たちにも受け継がれているのでしょう。

新しいことに挑戦しようとする気持ちよりも、「危険なことは避けたい。」「失敗するかもしれないことはやめておこう。」と考える気持ちのほうが強く働きやすいのです。

言い換えれば、人間はもともとポジティブな可能性よりも、ネガティブな危険に注意を向けやすいということです。

考えてみれば、それは当然なのかもしれません。

何でも恐れずに行動する「怖いもの知らず」ばかりだったら、命がいくつあっても足りません。

危険を感じたら立ち止まり、慎重に行動する。

臆病であることは、私たちの祖先が生き残るために身につけた、大切な能力でもあるのです。

ですから、自分が臆病だからといって、責める必要はありません。

問題なのは、実際には存在しない危険まで想像し、その恐怖によって行動できなくなってしまうことです。

現代社会では、戦争や災害などの特殊な状況を除けば、日常生活の中で命を奪われるような危険に遭遇することは、それほど多くありません。

それにもかかわらず、「失敗したらどうしよう。」「笑われたらどうしよう。」「恥をかいたらどうしよう。」「自分には無理なのではないか。」そんな恐怖によって、挑戦する前から諦めてしまうことがあります。

では、このような「根拠のない恐怖」を克服するには、どうすればいいのでしょうか。

昔から、「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」という言葉があります。

怖いと思い込んでいると、何でもない枯れたススキでさえ、幽霊のように見えてしまうという意味です。

恐怖というものは、その正体が分からないときほど大きくなります。

何が起こるのか分からない。

どれほど危険なのか分からない。

失敗したらどうなるのか分からない。

「分からない」という状態が、想像力によって恐怖をどんどん膨らませていくのです。

逆に言えば、恐れているものの正体が分かれば、恐怖は小さくなる可能性があります。

飛行機が怖くて乗ることができなかった人が、飛行機について徹底的に調べたことで、その恐怖を克服したという話があります。

飛行機が飛ぶ原理。

機体の構造。

安全対策。

事故が起きたときの仕組み。

それらを詳しく知ることで、「分からないから怖い。」という状態から、「理解しているから判断できる。」という状態へ変わったのです。

これは、自分自身と向き合うことについても同じではないでしょうか。

多くの人が、自分自身を正面から見つめ直すことにためらいを感じます。

なぜでしょう。

おそらく、怖いのです。

自分の弱さを知ること。

自分の欠点を認めること。

これまで間違った選択をしてきたと気づくこと。

本当はやりたくないことを続けていると認めること。

自分には、思っていたほど才能がないと知ること。

あるいは逆に、「本当は、もっとやりたいことがある。」という心の声を聞いてしまうこと。

本当の自分と向き合えば、今まで見ないようにしてきたものまで見えてしまうかもしれません。

だから怖いのです。

しかし、その恐怖の多くは、まだ起きてもいないことを自分自身が想像し、作り上げたものではないでしょうか。

例えば、「人前で失敗したら恥をかく。」という恐怖から、人前に立つことができない人がいます。

しかし、実際に人前で失敗したら、人生が終わるのでしょうか。

一度言葉に詰まっただけで、すべての人から笑われるのでしょうか。

多くの場合、私たちは実際に起こる出来事よりも、頭の中で想像した出来事に怯えています。

恐怖をなくす必要はありません。

恐怖は、私たちを危険から守ってくれる大切な感情です。

大切なのは、「自分は、いったい何を恐れているのだろう。」と問いかけてみることです。

そして、その恐怖の正体を一つずつ確かめていく。

何が怖いのか。

本当に危険なのか。

失敗したら何が起こるのか。

それは取り返しのつかないことなのか。

そこまで考えてみると、巨大な幽霊に見えていたものが、実は一本の枯れ尾花だったことに気づくかもしれません。

本当の自分と向き合うことも同じです。

知らない自分は怖いものです。

しかし、自分を知ることができれば、自分の弱さも、強さも、可能性も見えてきます。

恐怖を乗り越える第一歩は、無理に勇気を振り絞ることではありません。

まず、恐怖から目をそらさず、その正体を知ることです。

そしてもしかすると、「本当の自分を知ることへの恐怖」こそが、自分探しの旅で最初に乗り越えなければならない、一番大きな壁なのかもしれません。