この一月は、
実質三ヶ月分くらいの深みのある日々だった。
昨年の夏、事務所、スタジオ、
そして自宅寝室などのプライベートスペースも含めた、
規模の大きめな模様替えを行ったのだが、
これは、引っ越しの練習だったのだったのだったのだった。
例えば、親友や、愛するひとなどから、
さあ、引っ越しの練習をしよう!!
といわれたら、
普通、絶対断る。
そんな大変なこと、誰がするものか…と。。。
しかしあれは練習だった。
おかげで少しは段ボール詰めが楽だった気がする。
それでも段ボールは260個あったゾ。
捨てたんだよ。ホントに。
ホントさ、いろいろと。
いやいや、捨てても捨ててもモノがヘランよ。
クリのケーキはモンブランよ。
新しいスタート!!
と行きたいところだが、
片付けに数ヶ月かかりそうだ…。
とりあえず、譜面を書く系のアレンジは出来た。
あまりに頑張らなくてはならないことが続いた。
しかし、二月だ。
さあ、頑張ろう!!(もっと)
今日は、東京が雪だった。
ウソだろ?とスカイマークなお姉さんにむかって、
ついついつぶやいてしまった。
今日は、昼の12時からレコーディングだったのだ。
てっちゃんこと落合徹也こと、
我が国を代表するスタジオストリングスオーケストラチームの、
弦一徹ストリングスをお迎えしての大録音なわけで、
遅れるわけにはいかないのだよ、ねえさん。
しかし、9:10福岡発のスカマ機は、
10時の段階で、羽田空港滑走路閉鎖なので飛びませんときた。
コント55号が飛びません飛びませんと言ったとしたら、
そっちの方が笑える。
しかし、笑えないよ。
ピアノも同時に録る予定だよ。。。
機内で携帯電話を使って良しというお達しが出た。
ねえさん、モノワカリの良いフリしてアナウンスしてたけど、
そんんんなの当たり前だよお、
いそいでんだよオジサンは…!!!!
そして、ディレクターNさんやエンジニアOさん、
そしててっちゃんと、羽田に迎えにきてくれるスタッフに、
同報メールをしたのだ。
「飛びません飛びません」なんていう冗談メールは決して書けない。
本気で困った。
結局、10:30過ぎに飛んだ。
着いたら羽田は大雪だった。
携帯で、首都高速を調べたら、
入り口閉鎖が相次ぎ、また困った。
早稲田のスタジオに行かなくてはいけないのだ。
そう、業界人なら、
アとバとコのカタカナ三文字が自ずと浮かぶはずだ。
東京の城南地区からそんなところまでこんな天候の中で、
いったい、電車が速いのか、車で行けるのか、
何が何だかわからない状況だったが、
羽田からはなんだかすぐに首都高速に乗れた。
そして、平日だったら1時間かかるであろう道のりは、
雪で車を運転しない人々の判断によって、空いていたので、
助かった。
決してとばさずに、安全運転で…ってか、
雪だし怖いし、寒いし、
でも、早稲田まで30分でいけたのだ。
1時間30分くらいフライトが遅れたことは、
やり場のないアングリー精神だったから、
もうおくちもアングリー状態だったが、
35分遅れくらいでスタジオに着いたら、
普通にみんなのおかげでプロジェクトは進んでいた。
写譜もきっちり上がって、サウンドチェックも滞りなく進み、
数回のテスト録音が行われていた。
ケンちゃん、今日は良いメンバーそろえておいたから、良い感じだよ!!
なるほど徹チャン、弦楽器の演奏家たちの、
知った顔、有名なプレイヤーが勢揃いだ。
ただ人数が予定より少ない。
ボクの日程的にアレンジがホイホイと進められなかったことや、
もろもろのスケジュールや内容が急展開だったため、
弦楽器プレイヤーを集めるのに苦労したらしい。
お、なるほど、
予定の86442が揃わないかわりに、
数名のメンバーが楽器を持ち替えてレベルアップダビング作戦か~
ここんちは、
タダデサエ、スキルノタカイメンバーで構成されているわけで、
逆に、これはスゴイぞ!!
コンバスも、竹下ヨシノブと西嶋クンという、スゴイぞベース隊。
もっと難しいフレーズにしちゃえばよかった。
ダビングタイム。
ボーズ森琢哉は、セカンドからファーストへ、
徹チャンはちょっと大きめに見えるビオラを弾いていた。
彩ちゃんは次の現場へ!!
益民くんは、楽器を持ち替えていた気がするぞ!!
今日演奏してくれた方の中から、
今日のスコアが欲しい…と言ってくれたメンバーが数人いた。
もう、編曲家冥利に尽きるよ。
ホイホイと渡しちゃった。
竹ちゃんも、
ちょっとケンちゃんアレンジ抜群に良いよ~!!
後でスコアをピーコして!!…と言ってくれた。。。
因みに、業界用語で、コピーは、おすぎではなくピーコなのである。
ココロから、嬉しいことである。
石井竜也さんのシングルのカップリングで、
オーケストラバージョンのインストゥルメンタル曲のアレンジ。
弦のあとは、SUNDIALオーケストラコンサートでも、
ボクの斜め後で度肝を抜く、スバラシイ演奏を聴かせてくれた、
フルートの荒川さんとオーボエの最上さんがきてくれた。
スゴイの一言だ!!!
こんなスゴイ管楽器奏者たち、相性も抜群だし、
なかなか出逢えない。
大変だったけど嬉しい一日だった。
まだ終わってないけど。
何故なら、このままミックスに突入だからだ!!
石井竜也さんの現場は、
音楽的に、ホントに思い切れる。
そうしないといけない気がするのだ。
こんなに仕事に対して本気にさせられることは、
あるいは、本気で仕事をさせられることは(!!)、
ありがたく、とても幸せなことだと思う。
がんばっていこお!!
さあ、福は内!!