ジングル | まいんちのけんいち…Kenichi Mitsuda

まいんちのけんいち…Kenichi Mitsuda

『♪ピアノうた』=シンガー・ソングライター
『♪ピアノびと』=ピアニスト・作編曲家
♬光田健一のCapricious Diary!!

ボクの住む東京の雨は、
涙のようにしとしとだったんだ。

でも、各地では恐ろしいくらいの豪雨に見舞われている。
被害に遭われてしまった方々、
心よりお見舞い申し上げます。

よい子のみんなは夏休み。
この夏休み期間、カレッタ汐留では、
『GO! SHIODOME ジャンボリー2006
Caretta BEER LIVE!! 』というシリーズ・ライブが行われる。

このイベントで使われるジングルの依頼をいただき、制作していた。

何でボクが、このジングルを頼まれたのかというと、
その答えは、先月の「雲のまにまに」ツアー
(マニアの間ではまにまにツアーと省略して呼ばれ、
愛されていたのだった…
らいいな)
にあった。

ツアーでは、「雲のストーリー」とコーナーを題した、
オリジナル・ラジオ番組のスタイルでラジオドラマを作った
(大した内容ではないバカバカしい系のもの)のだが、
ラジオドラマならば、本来、BGMは音源で流され、
ドラマは生の演技でお送りする…というところを、
今回は、創作ドラマのストーリーを予め録音しておき、
その音源はCD-Rで流しながら、
ピアノで生のBGMをあわせて奏でる…という、
そんな実験的なコーナーをやってみた。

その中で、ツアー各地での時報CMをネタにしたり、
FM局のジングルを仕込んだりしたのだった。

因みにその時の局は、FM[ヘルシーNO.1]。
言うまでもなく、日本語にすると、
健康一番。
ホントにいつもしつこいようで申し訳ないのだが、
つまり、光るに田んぼの健康一番である。

で、それは良いとして、
その一見(一聴)本物っぽいFMヘルシー…(以下省略)の
ジングル(ありそでなさそなインチキ感満点だったと思う)
の有り様を、
スタッフがとても気に入ってくれて、
「まさにこの感じで、カレッタBEER LIVEのジングルを作ってくれ」
と、言っていただいた…という次第。

こんな風に、仕事や人の縁とは、
どこでどう転がっていくか全くわからないので
(これぞ at the Circle)、
これからも、
もの凄くくだらないことでも、
どんなにバカバカしいことでも、
一所懸命頑張りたいぞ。
そしてどんな時でも、しっかり一所懸命
よい子で生きていきたいと思ったぞ。

で、ライブ用に作ったジングルはおよそ13秒くらいのもの。
その時これを、約40分かけて作った。

だから、今回も簡単にいけると踏んでいた。
ところが甘かった。

結果からいえば、
およそ30秒のジングル(ちょっと長めバージョン)の制作に、
約12時間かかった。
♪なんでなんで~、なんでなんでなんで~ぇ~
(リンダリンダの節で)

確かに、エセ番組用のものとは違って、
リズムのグルーブもちょっと凝ってるし、
コーラスの多重録音も重厚にしたし、
エフェクトも凝ったかもしれない。

でも、そうなった理由、時間がかかった理由は、
やはり「頼まれた」ということなのだろうか。

頼まれるということは、こんなにも、
良い意味でのプレッシャーを持つものなのだと、
つくづく感じた。
相手を満足させること…って考えたら、
それはなかなか出来ないって思ってしまう。

先月の大阪のマッサージのお姉ちゃん(おばちゃん)がそうだった。
そうやって、完全に相手を満足させられる人がいる。
技術と、こころと、思いやり、おもてなし。

ボクは、誰かを満足させることなんて、出来ているのだろうか。
そう考えて、大きなプレッシャーのカーテンが目の前に降りてきた。

たかだか数十秒の音楽。
12時間もかけてそれが出来た時、
いろんな音と、いろんなことが心を通り過ぎていった。

頼まれること、こんなことを感じさせてくれること。
本当にありがたいことである。

P.S.「お姉ちゃん(おばちゃん)」のところは、
「おかあちゃん(お姉さん)」に変更させていただきます。